方針・理念・目的等
臨床検査とは
医師が診療に必要な患者、疾病の状態を評価・治療するために行なわれる検査です。
臨床検査は血液や尿などを扱う検体検査と心電図検査、肺機能検査、脳波検査などを行う生理機能検査に大別されています。
これらの検査は下記に定める理念・方針を基に国家資格を有する臨床検査技師が業務を担っています。
基本理念
「チーム医療の一員として医療環境の創造に貢献します」
基本方針
- 精度の高い迅速な検査に努めます。
- 安全で安心な医療の提供に努めます。
- 信頼関係を深め、綿密で迅速な連携に努めます。
- 高い教養と見識を持つよう努めます。
- 経営効率を高めるよう創意工夫に努めます。
ISO15189
臨床検査科は、2021年5月28日に臨床検査室の国際規格であるISO15189の認定を取得しました。
臨床検査室認定の取得により、国際的に認められたしくみにもとづき運営され、検査結果に対する信頼性が向上します。
私たちは、これからもより一層の品質管理と技能向上および患者さんへのサービス向上に努めてまいります。


スタッフ構成
臨床検査技師 28名(技師長1名、参事1名、副技師長2名)
診療助手 4名
採血看護師 6名
総勢38名により構成されています。
(2023年度)
各種資格
細胞検査士 6名
超音波検査士 3名
(内訳)循環器3名、消化器2名、血管1名、血管診療技師2名
認定輸血検査技師 2名
認定血液検査技師 1名
認定病理検査技師 2名
救急検査認定技師 1名
認定心電検査技師 1名
術中モニタリング認定技師 1名
緊急検査士 10名
臨床検査2級 10名
(内訳)病理3名、臨床化学3名、循環生理2名、神経生理1名、血液1名、微生物1名
その他、滋賀県糖尿病療養指導士、滋賀県肝炎医療コーディネーターや聴力測定技術士など多岐に渡る資格習得に尽力しています。
概要・特色
採血業務
6番窓口が検査総合受付と中央採血室になっています。

生理検査(心電図・心エコー・脳波など)
検体検査
検体検査には血液検査・免疫生化学検査・輸血検査・一般検査・細菌検査があります。
これらの検査にそれぞれ担当者を配置し、専門性を追求しつつ、お互いに業務をカバーしあい連携して業務を進めています。
血液検査
貧血や血液凝固異常の程度や種類を鑑別する為の機械による検査データと、末梢血液標本や骨髄液標本を作製し顕微鏡観察より得られた情報を診療部へ提供しています。
医師とのコミュニケーションを綿密にし、患者さんに安心していただけるデータ発信をしていきたいと考えています。
生化学・免疫検査
免疫化学検査では血液や尿などを分析し、疾患の診断、治療、予防のため客観的情報を提供しています。
生化学・免疫検査について
検査項目の説明と基準値
一般検査
一般検査室では主に尿・便・穿刺液(胸水・腹水・髄液)・精液検査を行っています。
一般検査について
細菌検査
細菌検査業務には主に迅速検査、塗抹鏡検検査、培養検査、感受性試験検査の四つの業務があります。
院内に細菌検査室がある事で迅速に報告ができ、院内感染対策にも貢献しています。
細菌検査について
生理機能検査
医師や検査技師が直接患者さんに接して、心臓・肺・脳・神経などの生理的反応や機能を検査します。身体から発生している微弱な信号を波形に記録し評価する方法や体内の様子を画像にあらわし診断する検査です。
当院実施の検査項目
*項目をクリックすると検査に関する詳しい説明や注意事項がみることができます。
循環器系(心臓や血管)に関する検査
安静心電図検査
運動負荷心電図検査(マスター2階段試験/トレッドミル検査)
24時間(ホルター)心電図検査
24時間(ホルター)血圧・心電図検査
血圧脈波(ABI/PWV)検査
呼吸器(肺や気管支)に関する検査
呼吸機能検査(肺活量VC、努力性肺活量FVC、機能的残気量FRC)
神経・筋に関する検査
脳波検査
神経伝導速度検査(運動神経・知覚神経)
聴性脳幹反応検査(ABR)
針筋電図検査
超音波検査(心臓、肝臓、腎臓、胆嚢、脾臓、膵臓、頸動脈、乳腺、下肢)
心臓超音波検査
腹部超音波検査
乳腺超音波検査
頸動脈超音波検査
下肢超音波検査(動脈、静脈)
その他の検査
その他、関連部門について
輸血管理に関する業務についてはこちら ⇒ 輸血管理部門
病理検査に関する業務についてはこちら ⇒ 病理検査部門
各診療科のご案内
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