細菌検査
細菌検査業務には主に4つの業務があります。
- 迅速検査
- 塗抹鏡検検査
- 培養検査
- 感受性試験検査
- PCR
迅速検査
患者様より採取した材料を用いて直接原因菌を検出します。そのため短時間での報告ができます。
当検査室では、以下の検査を実施しています。
当検査室では、以下の検査を実施しています。
- インフルエンザ・ウイルス抗原
- O-157 抗原
- RS ウイルス抗原
- A群溶連菌
- クロストリジオイデス・ディフィシル産生毒素
- クラミジアトラコマチス抗原
- 尿中肺炎球菌莢膜抗原
- 尿中レジオネラ抗原
- ノロウイルス抗原
- マイコプラズマ抗原
- ヘリコバクター・ピロリ抗体
塗抹鏡検
患者様より採取した材料を用いてスライドに直接塗り染色しています。そのスライドを顕微鏡（1000倍）で観察し、菌の有無や量を確認しています。
抗酸菌（チール・ネルゼン染色）
肺炎球菌（グラム染色）
培養
患者様より採取した材料を用いて人工的に増殖させて病原微生物を探します。また、血液培養については専用の機器を用いて随時培養しています。
血液培養装置 BACTEC FX
同定
質量分析装置を用いてイオン化したタンパク質を分離し、検出器に到達するまでの時間の違いを利用し微生物の同定を行います。
（2002年に島津製作所の田中耕一博士がノーベル化学賞を受賞した技術「ソフトレーザー脱離イオン化法」を用いて開発された装置です）
（2002年に島津製作所の田中耕一博士がノーベル化学賞を受賞した技術「ソフトレーザー脱離イオン化法」を用いて開発された装置です）
質量分析器 MALDI Biotyper Sirius one
薬剤感受性試験
培養で病原微生物を推定できれば、どの薬剤に効果があるかを検査します。
細菌自動同定感受性機器 RAISUS ANY
遺伝子検査
当院では、それぞれの機器を用いて結核菌、淋菌・クラミジア、SARS-CoV-2 の遺伝子検査を実施しています。
全自動遺伝子検査機器 TRC-Ready80
遺伝子増幅装置 CFX96 2台
Filmarray