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診療科・部門・センター

乳腺外科



乳腺外科について

今や7人に1人が発症するといわれるほど、女性にとって身近な病気となった乳がん。
がんと聞くと、どうしても「治らない」「怖い」といったイメージが先行するかと思いますが、そこまでナーバスになることはありません。早期発見・早期治療に努めることで、根治するケースが多いのが乳がんの特徴のひとつです。

当科では「地域の乳がんは地域で治す」をコンセプトに、乳腺外科の女性専門医による全国レベルの最善の治療(標準治療)を行なっています。
加えて、形成外科と連携して行う乳房再建手術、病理診断科と連携して行うテーラーメイド医療にも力を注ぎ、乳がんに対する不安や恐怖を丁寧に払拭することを目指しています。

主な疾患

乳がん

乳がんの治療には、外科治療(手術)、放射線治療、抗がん剤(化学療法、分子標的療法、ホルモン療法)による薬物療法があります。

当科では手術によって悪性腫瘍を取り除くことを基本とし、術後は、再発防止のための薬物療法や放射線治療を検討していきます。放射線治療が必要な場合は、近隣の医療機関と連携して治療を行っていきます。

乳腺良性疾患

乳腺の良性疾患(乳腺症など)については基本的に治療の必要がありませんので、経過観察が主体となります。とは言え、単に「良性腫瘍があります」だけだと心配になられる方も多いと思いますので、専門医の視点から適切な対処法をお伝えし、患者さんの負担を軽減できるような取り組みをしています。
また、他院と連携し医療機器〈マンモトーム〉を使用した微小乳がんの診断にも積極的に取り組んでいます。

その他の特色

外来科学療法室

リラックスして抗がん剤(化学療法、分子標的療法)治療を受けていただけるよう、リクライニングチェアを配した外来化学療法室を設けています。

医師紹介

患者さんへ

安心感のある丁寧な診断・治療を

東近江医療圏においても、乳がん患者さんは爆発的に増加しています。
これまでは40~50代の女性が中心でしたが、近年では30代でも当たり前になってきています。ただ、冒頭にもお伝えした通り、乳がんは早期発見・早期治療によって「治るがん」であることも事実です。

まずは定期的な乳がん検診を忘れずに受けていただき、検診で精密検査を受けるように指示されたり、検診では異常なしと診断されたけどしこりがあるように思う、といった場合には、速やかに当科を頼ってください。
患者さん一人ひとりのご要望に添った共同意思決定(shared decision making)を重視し、安心感のある丁寧な診断・治療を心掛けています。

地域の先生方へ

乳がんのことなら当科におまかせください!

乳腺外科の専門医・指導医が常勤(2名)し、ガイドラインに基づいた標準治療を実現しています。
これからも地域の先生方の期待に応えられるよう、丁寧な診断・治療に従事してまいりますので、ご紹介が必要な患者さんがいらっしゃいましたらぜひお声掛けください。

乳房再建手術、病理診断についても随時対応しています。