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診療科・部門・センター

神経・筋に関する検査



脳波検査

脳波検査は脳の微小な活性電位を頭につけた電極で記録する検査です。
20個近い電極を頭につけて、覚醒時(起きてる状態)や睡眠時の記録をします。
脳波はてんかんの診断、治療効果、薬の調整、意識障害の有無・程度の判定、脳血管疾患、脳死判定などに使われます。
【検査方法】
頭皮に皿の様な電極をペースト(のり)でつけていきます。アルコール綿で頭皮を擦ってつけていきますが痛みはありません。
電極装着後、軽く目を閉じていただき、リラックスした状態で30分程度記録をしていきます。
記録途中に眼を開いてもらったり、深呼吸を3分程度したり、目の前でフラッシュが光ったりします。また、小児科のお子様は検査中に自然睡眠をしていただきます。
【検査時間】
60分程度
【検査の準備・注意事項】
検査前日はなるべく洗髪し、ポマード類などつけないようにお願いします。ネット、ゴム、編み込み、三つ編みなどは当日はずさせていただきますのでご了承ください。
4歳以下の乳幼児の場合、検査中に自然に寝られるよう、前日は少し睡眠時間を遅らせ当日の朝は早めに起こすようにして下さい。来院中の車の中でも起きた状態でお越し下さい。

検査終了後、検査に使用したペーストは拭き取らせていただきますが、完全に拭き取ることはできません。帰宅後または入浴の際によく洗髪をお願いします。

日本光電工業株式会社 パンフレット

神経伝導速度検査(運動神経・知覚神経)

手や足の末梢神経の伝わりかたを調べる検査です。
【検査方法】
ベッドに横になっていただきます。調べたい神経が走っている部位に電極を貼り、神経に沿って何カ所かで電気刺激を与えていきます。刺激にともない波形が導出されます。その波形を観察し計測します。
【検査時間】
概ね60分程度です。しらべる神経の数によって時間が延びる場合もあります。
【検査の準備・注意事項】
絶食は必要ありません。
刺激に微弱な電気を使いますので、個人差はありますが少しチクチクと感じます。

正中神経での検査

後脛骨神経での検査

聴性脳幹反応検査(ABR)

聴覚神経に対し、音刺激を与えてその刺激の伝導路異常を調べる検査です。
難聴、特に乳児や小児の難聴(先天性、感染性、心因性など)等がわかります。
【検査方法】
頭と耳たぶに電極をつけ、ベッドに仰向けになってヘッドホンをつけます。
ヘッドホンからはカチカチという音が聞こえます。
目を閉じ静かに動かないで、リラックスした状態で音を聞いていてください。
【検査時間】
30~60分です。患者さんの状態により時間がかわってきます。
【検査の準備・注意事項】
検査中、力が入ったり動いたりすると導出する波形にノイズが入り検査が出来ないことがあります。
なるべくリラックスしてください。
小さなお子さんでどうしても動いてしまう場合は、薬で寝ていただくこともあります。睡眠を促す薬は副作用や検査への影響はありません。

絵のように耳たぶと額、頭頂部に電極を付け、ヘッドホンで音を聞く検査です。

正常波形

針筋電図検査

筋肉の萎縮(痩せ)や運動障害が、神経が原因なのか筋肉が原因なのかを調べます。
【検査方法】
細い針を調べたい筋肉に刺して力を入れたり、安静にしたりする検査です。
複数の筋肉で検査をします。
針は担当医師が刺して検査します。
【検査時間】
60分程度です
【検査の準備・注意事項】
筋肉に針を刺す検査ですので痛みを伴います、ご了承ください。
身体に力が入らないように出来るだけリラックスした状態で検査を行います。

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