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診療科・部門・センター

一般検査


一般検査室では主に尿・便・髄液・関節液・精液などの検査を行っています。

尿検査

尿は血液が腎臓で濾過されて生成されます。生成された尿は膀胱に溜まり体外に捨てられます。
尿は血液と同じように有用な情報をたくさん含んでいます。
尿定性検査は、PH・比重・蛋白・糖・ケトン体・ビリルビン・ウロビリノーゲン・潜血反応・亜硝酸塩・白血球・アルブミン・クレアチニンの 12 項目を試験紙法で調べます。
また、尿中有形成分を顕微鏡などで調べ、出血や感染、病的な細胞の有無などを見ています。これらの検査は、全身状態の情報が得られ、特に腎臓や尿路に関連した病気の診断に重要な検査です。

尿のとり方のポイント(一般的な尿検査の為の採尿方法)

  • 最初の尿は採らない(出始めの尿には体の汚れが入るおそれがあります)
  • 続けて途中からの尿をコップにとる(体から離してとりましょう)
  • 最後の尿はとらない
    (最後までしぼり出した尿には、体液が混入するおそれがあります)
(但し、検査の種類により初尿が必要な検査もあります)

便検査

  • 便潜血検査
    糞便中に含まれる血液を調べることで、大腸など消化管からの出血がわかります。大腸がんスクリーニング検査としても用いられています。
※採取後は時間経過とともにヘモグロビンが変性していくため、できるだけ早く提出するか、冷蔵保存をお願いします。(採取後3日以内に提出をお願いします)

髄液検査

髄液は脳脊髄と密接な関わりを持ち、髄液中の細胞の数や種類を調べることで、髄膜炎・脳炎の診断や治療経過、中枢神経系の病態等がわかります。

関節液検査

膝などの関節に溜まった液体を調べることによって、痛風や偽痛風、感染による関節炎などの鑑別を行います。

精液検査

精子濃度・運動率・正常形態率などを算定することで精液中の精子の能力がわかります。

私たちが精度良く検査するために行っていること

顕微鏡を用いた検査では、技師間の力量差を少なくするために月に一度以上の目合わせを行い、質の高い検査結果が診療の場に提供出来るよう精度維持に努めています。

その他の診療支援活動

一般検査は腎臓病と深い関わり合いがあるため、当院腎臓内科が取り組む『保存期慢性腎不全教育入院』に出向き、慢性腎不全患者の疾患教育(進行を緩やかにするための活動)を行っています。