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診療科・部門・センター

外科



消化器外科について

コンセプトは「低侵襲手術外科」。胃がん・大腸がん・肝胆膵腫瘍をはじめとする消化器領域の手術をメインに、患者さんの負担を極限まで抑えた、迅速かつ適切な治療を行えるのが当科最大の強みです。

低侵襲の鍵を握るのは、2022年に導入された手術支援ロボット〈ダビンチXi〉です。ロボット支援下手術が可能になったことで、がん手術に対するさらなる安全性が付与され、根治性、機能温存の向上も飛躍的に改善されました。さらに、入院期間の短縮や早期社会復帰にもつながっています。

主な疾患

胃がん

胃がんのガイドラインに準じて治療方針を決定していきます。
がん手術は腹腔鏡下手術を積極的に導入しており、〈ダビンチXi〉によるロボット支援下手術が適用されるため、高精度かつ安全で負担の少ない手術が可能です。近年では80歳以上の患者さんの胃がん手術も増加していますので、より低侵襲な手術、きめ細やかな術前術後管理にも力を入れています。
また、高度進行がんや再発胃がんに対しては、消化器内科とも連携し、手術と化学療法を組み合わせた治療を行なっています。

大腸(結腸・直腸)がん

大腸がんのガイドラインに則り、患者さんの病状に合わせた最適な術式や化学療法などを決定していきます。
大腸がんは日本でも増加傾向にある悪性腫瘍のひとつで、治療は手術が原則とされています。
当科では最新型の内視鏡システム機器や手術支援ロボット〈ダビンチXi〉を最大限活用することで、より精度の高い、低侵襲の手術の実現に努めています。

鼠径ヘルニア(脱腸)

腹膜や腸の一部がお腹の中から飛び出し、皮膚の下に出てくる病気です。
鼠径(そけい)とは脚の付け根の部分、ヘルニアは身体の組織が正しい位置からはみ出した状態のことをいいます。
最も多く採用されるのは、補強用シートを挿入する鏡視下手術(TAPP法)です。
傷が小さく、あらゆるタイプのヘルニアの修復が可能で、術後の痛みや違和感もわずかなのが特徴です。

胆石症・胆嚢炎

胆石症は、胆嚢や胆管にできる結石(胆石)によって引き起こされる病気です。
多くの場合、肝臓の下(お腹の右上あたり)に強い痛みを生じます。胆嚢炎になると痛みとともに発熱も出現し、次第に全身状態が悪化していきます。回復には、腹腔鏡下手術をによる胆嚢の摘出手術が有効です。

痔核(いぼ痔)や痔瘻といった肛門の病気は、生活習慣と密接に関連しています。
手術、術後のフォローだけでなく、所見に合わせた日常の注意点なども併せて丁寧な診療を心掛けています。

専門外来

ストーマ外来

やむを得ず人工肛門(ストーマ)した場合は、退院後も専任の看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師)が個別に対応し、ストーマ周囲皮膚の定期的な観察やトラブル時のケア方法について長期的なサポートを行なっています。

その他の特色

外来科学療法室

リラックスして抗がん剤治療を受けていただけるよう、リクライニングチェアを配した外来化学療法室を設けています。

医師紹介

患者さんへ

標準治療と+αの提案でベストな治療法を提案

当科では、エビデンスやガイドラインに基づいた、現在利用できる最善の治療(標準治療)の実践、術後の合併症などを予防するためのクリニカルパスに基づいた多職種チーム医療に取り組んでいます。
同時に、各分野のスペシャリストからなる当科スタッフの経験をもとに、そこから導き出される+αのアイデアや工夫を提案することで、患者さん一人ひとりにとってベストな治療法(テーラーメイド医療)を提供しています。

地域の先生方へ

“顔の見える連携”を目指していきます

東近江医療圏で初めてとなる〈ダビンチXi〉の導入、同医療圏唯一の3次救急センターの併設、標準治療の実施など、地域の皆様に最先端の医療を提供できる体制を整えています。

また、当科は24時間オンコール体制なので、緊急の手術にも迅速に対応していきます。ご紹介患者さんの加療、手術、手術後の紹介医の先生方への逆紹介まで、今後も地域の先生方との“顔の見える連携”を目指していく所存ですので、ご高配賜りますよう何卒よろしくお願いいたします!