方針・理念・目的等

滋賀県東近江医療圏のなかで信頼される泌尿器科を目指して更なる知識習得、技術向上に日夜励んでいます。迅速、正確な診断を心掛け、特に入院期間をできる限り短くし、患者さんが早期に社会復帰できることを目標としています。
また医療圏内での地域連携に力を入れており、かかりつけ医、他病院との連携を密に行い、また、多くの先進医療を行っている病院との連携も大切にし、患者さんの利益を最優先にした医療を提供しています。関連学会や研修会にも積極的に参加発表を行い、常に新しい情報や技術を臨床に活かすよう努力しています。

概要・特色

泌尿器科が扱う臓器は、腎・尿管・膀胱・尿道といった尿路臓器、精巣・前立腺などの男性性器、副腎などの内分泌臓器です。

疾患の種類としては、癌・結石・炎症性疾患・排尿障害などがあげられます。不妊症の方は他院に紹介しております。クリニカルパスというスケジュール表を用いて順調に退院していただくようにしています。以下に示す入院期間については目安であり、場合によっては入院期間を短縮することもあります。

腎癌 : 小さい穴を数カ所あけて行う腹腔鏡下手術をできるだけ行っています(9日間入院)。 小さい腎癌に対しては腎部分切除を行い、できるだけ腎機能を温存するようにしています。泌尿器腹腔鏡技術認定医が3名在籍しております。また、転移を有する方に対する分子標的薬を用いた最新の薬物療法も行っております。

膀胱癌の診断に必須である膀胱ファイバースコープを2本有しており、内視鏡手術(4日間入院)、膀胱全摘除術と尿路変向術(回腸導管造設術、回腸利用新膀胱造設術など)、膀胱内薬物注入療法、抗癌剤動脈注入、全身化学療法など幅広く治療を行っています。

前立腺癌の診断に必要な前立腺生検は原則、外来検査として行い、入院の必要はありません。手術(10日間入院)、ホルモン療法を中心に行っています。

尿路結石 : 体外衝撃波結石破砕術は破砕装置リソスコープを備えており、1泊2日の入院で行っています。近年は尿管鏡手術がより安全に行えるようになり、患者さんも単回での完全砕石を希望して尿管鏡手術(4日間入院)を選択されることが多くなりました。尿管ファイバースコープ2本、ホルミウムレーザーを備えております。2cmを超える大きい結石に対しても尿管ファイバースコープを用いた砕石術を行っており、完全砕石率は大きい結石も含めて約80%です。

尿路感染症 : 結石による腎盂腎炎は泌尿器科で扱う代表的な救急疾患ですが、重症化すると生命の危機を招く恐れのある疾患です。必要時には緊急で尿管ステントを留置し、迅速に対応するよう心がけております。近年の統計では、年間約20人の結石性腎盂腎炎の方が受診され、約60%の方にステント留置を行いました。

排尿障害 : 前立腺肥大症や排尿機能障害の診断、治療も多く行っております。前立腺肥大症の治療には前立腺切除装置TURisを備えています。経尿道的前立腺切除術は約1週間の入院です。

主に取り扱う疾患

  • 腫瘍性疾患(副腎・腎・尿管・膀胱・前立腺・精巣など)
  • 尿路結石(腎・尿管・膀胱など)
  • 感染性疾患(腎盂腎炎・膀胱炎・尿道炎など)
  • 前立腺肥大症、尿失禁、過活動膀胱、神経因性膀胱、間質性膀胱炎など
  • 小児夜尿症、水腎症、尿路奇形

過去の実績等

 

2015

2016

2017

2018

2019

2020

外来患者数(人/日)

59.0

56.1

55.7

53.3

49.5

42.4

入院患者数(人/日)

14.9

16.0

12.2

11.8

12.0

11.4

平均在院日数

10.5

9.6

8.6

7.4

8.2

7.7

             

年間手術件数(尿管ステント留置を除く)

334

326

325

347

374

382

<副腎・腎・尿管>

           

腹腔鏡下副腎摘出術

3

3

6

1

5

4

腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術

17

21

16

19

21

9

 うち腹腔鏡下腎部分切除術

6

1

3

2

1

0

<結石>

           

体外衝撃波結石破砕術

45

14

15

24

47

22

経尿道的尿管結石摘出術

80

96

97

96

98

113

<膀胱>

           

膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)

91

94

98

80

71

101

膀胱悪性腫瘍手術(膀胱全摘)

2

7

8

2

2

0

 うち回腸導管

1

2

7

2

1

0

 うち回腸利用新膀胱

0

1

1

0

1

0

<前立腺>

           

前立腺肥大症手術

31

28

21

36

39

43

 うち経尿道的前立腺手術

31

27

21

35

39

43

前立腺悪性腫瘍手術(開腹)

12

3

5

1

1

1

前立腺生検

124

112

113

121

130

93

スタッフ紹介

役職 名前(ふりがな) 資格・略歴等
参与
病院事業管理者
健診センター長
宮下 浩明
(みやした ひろあき)
・昭和55年京都府立医科大学卒
・京都府立医大臨床教授
・医学博士
・日本医師会認定産業医
・日本泌尿器科学会指導医・専門医
・日本超音波医学会指導医・専門医
・泌尿器腹腔鏡技術認定医
・日本内視鏡外科学会技術認定医
・専門分野:泌尿器癌、尿路結石症
主任部長 牛嶋 壯
(うしじま そう)
・平成8年京都府立医科大学卒
・京都府立医科大学客員講師、医学博士
・日本泌尿器科学会指導医・専門医
・泌尿器腹腔鏡技術認定医
・泌尿器ロボット支援手術プロクター
・がん治療認定医・排尿機能認定医
・日本泌尿器科学会代議員
・日本泌尿器内視鏡学会代議員
・専門分野:泌尿器癌、排尿障害
副部長 高村 俊哉
(たかむら としや)
・平成20年愛媛大学卒
・京都府立医科大学客員講師、医学博士
・日本泌尿器科学会指導医・専門医
・専門分野:泌尿器癌、尿路結石症
副部長 本田 俊一朗
(ほんだ しゅんいちろう)
・平成22年香川大学卒
・日本泌尿器科学会専門医
・専門分野:泌尿器癌
レジデント 大草 裕司
(おおくさ ゆうじ)
・平成30年 京都府立医科大学卒

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