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診療科・部門・センター

がん診療支援センター



がん診療支援センターについて

がんは日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が死亡するとされる大変身近な病気です。
当センターは「もし東近江医療圏でがんになった」としても、地域の皆様が安心してがんと向き合い、治療を続けられるサポートをする施設です。
県下でも有数のがん治療実績、手術支援ロボット〈ダビンチXi〉をはじめとする低侵襲かつ最先端の設備、そして、世界的標準治療を実現させる確かな技術と強固なチーム医療体制を駆使し、地域の皆様から「医療センターのがん治療なら大丈夫」と思っていただけるようなセンター運営をこれからも続けてまいります。

概要

2018年12月に開設された当センターは、がん診療に関わる3つの部門「がん化学療法部門」、「がん患者サポート部門」、「キャンサーボード」を統括し、地域における専門的ながん診療機能の充実を推進していきます。

がん診療支援センター組織図

がん化学療法部門

がんの標準治療のほとんどは当院で受けることができます。放射線治療や遺伝子検査などについても、滋賀医科大学や京都府立医科大学、県立総合病院と連携を取り、スムーズに対応していきます。

がん患者サポート部門

術前・術後において、がんの認定看護師による患者さんサポートを行なっています。治療選択の意思決定から心のケア、金銭的な相談まで、幅広く相談できる体制を整えています。

キャンサーボード

他職種のスタッフが意見を出し合い、適切ながん治療を提供するための院内の検討会です。

連携体制

担当する診療科

体制

がん治療の認定医をはじめ、婦人科腫瘍専門医、泌尿器ロボット支援手術プロクターなど、各分野のスペシャリストが集結しています。
専門医・認定医数
がん治療認定医(日本がん治療認定医機構)
(消化器内科2名、血液内科、消化器外科2名、乳腺外科、産婦人科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科2名、泌尿器科)
10名
消化器がん外科治療認定医 2名
婦人科腫瘍専門医 1名
日本頭頚部外科学会頭頚部がん専門医 1名
日本内視鏡外科学会技術認定医 3名
(大腸・胃・泌尿器)
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 1名
日本泌尿器内視鏡学会技術認定医 2名
泌尿器ロボット支援手術プロクター 1名

医師紹介

その他のポイント

滋賀県地域がん診療連携支援病院

当院は、滋賀県がん対策推進計画に基づく「滋賀県地域がん診療連携支援病院」です。
国が指定する地域がん診療連携拠点病院と協力し、地域のがん診療を担う中心的な医療機関として、専門的ながん医療の提供を行うよう滋賀県知事より指定されています。

緩和ケア(緩和ケア外来)について

緩和ケアと聞くと「がんの終末期」というイメージを持たれているかもしれませんが、それは誤解です。
緩和ケアとは本来、患者さんやご家族に対する病気の初期段階からて受けていただくケアのことをさします。がんの痛み、治療中に経験する苦痛を伴う症状、さまざまな不安・心配ごとをトータルに和らげていくことで、一人ひとりの患者さんに合ったケアを提供でき、家族とともに安楽に過ごせる日々が近づいてくるのです。
また、がんと診断されたことにより生じる社会的な問題についても一緒に解決法を考えていきます。緩和ケア外来(ヴォーリズ記念病院 緩和ケア科の医師による外来)は週1回開設しています。

がん相談窓口について

がん相談窓口では、患者さんやご家族、あるいは地域の皆様からのがんに関する相談を随時受け付けています。
治療と暮らしの両立、医療費や生活のこと、治療が難しくなってからの過ごし方など、気になることがあればなんでもご相談ください。国立がんセンターの研修を受けた看護師や医療ソーシャルワーカーが対応しますので「こんな悩みを聞いてくれるところがあったなんて…」と、きっとご満足いただけると思います。

化学療法室について

抗がん剤、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬などの薬物治療を行なっています。
患者さんにゆったりと治療を受けていただけるよう、10床あるベッド数に加え、リクライニングチェアやテレビなども導入されています。また、ウィッグやパンフレットの展示もあります。

がん患者サロン「よしぶえ」について

がん患者さんやそのご家族など、同じような境遇や悩みなどを抱える方同士が集い、語り合える場所です。カウンセリング研修を受けたピアサポーターが進行役を務め、秘密厳守がルールとなっておりますので、安心して心の内を話すことができます。月1回開催で参加費は無料です。

がん登録について

がん登録とは病院でがんと診断されたり、治療をうけたすべての患者さまのがんについての情報を登録し、集計・分析・管理する仕組みのことをいい、当院では「院内がん登録」と「全国がん登録」を行っています。
院内がん登録 滋賀県地域がん診療連携支援病院として、国に定められた登録様式・定義に従って行っているものです。
全国がん登録 「がん登録等の推進に関する法律」により全ての病院及び指定された診療所に義務付けられている、がんと診断された患者さまの情報の都道府県への届け出のことです。
登録された情報は、全国がん登録の届出、国立がん研究センターが実施する全国集計等への提出、滋賀県への情報提供、がんに関する統計資料など、がん医療の質の向上を計るために使用されています。

院内がん登録の二次利用についてのお知らせ

当院から国立がん研究センターの全国集計に提出している院内がん登録のデータは、全国集計での利用だけでなく、二次利用することでより詳細な集計や研究などを行い、より良いがん治療、がん対策に役立てていくことが期待されています。
全国集計に提出しているデータは個人が識別出来る情報を削除したものとなっていますが、もし自分の情報が二次利用に使われたくない場合、当院の窓口にお申し出下さい。

院内がん登録の二次利用に関する詳細は、下記リンクにあります資料を参照下さい。

セカンドオピニオン外来

患者さんへのメッセージ

地域の治療完結率は増加傾向にあります

東近江医療圏におけるがんの治療完結率(最後までがん治療が行われる率)は、一昨年あたりまでわずか50%ほど。
つまり、がん治療をされている方の約半数が、治療のために遠方の病院へ通っていたことを意味しています。
そんな低い治療完結率を上げるための対策のひとつが、手術支援ロボット〈ダビンチXi〉の導入です。導入の効果は顕著に出始めており、今まで他院に依頼していた泌尿器科、外科、産婦人科領域の手術も当院で受けられるようになったことで「医療センターでもがんの手術ができる」ことが広く認知されるようになってきました。特に、子宮がんや卵巣がんといった産婦人科領域での手術数は飛躍的に伸びています。

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