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診療科・部門・センター

リウマチ・膠原病内科



リウマチ・膠原病内科とは

膠原病は、本来、身体を守るはずの免疫システムに異常が起こり、臓器などを攻撃してしまう病気の総称です。罹患した臓器が複数にわたるものが多いため、全身を診る総合内科的な要素が強い領域となります。

当科では、他の診療科と連携しながら、関節リウマチをはじめとするあらゆる膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群など)の診療を広く行ない、地域のみなさんに最善の医療を提供できるよう努めています。
現在、当科に通院・入院される患者さんは約270名ほどで、その約半数が関節リウマチが占めています。
また、膠原病の多くは女性に発症しやすいことがわかっています。

主な疾患

関節リウマチ

免疫システムの異常により、関節に炎症(痛みや腫れ)が起こる病気です。進行すると、関節の変形や機能障害につながることもあります。

当科の膠原病治療では、従来型の合成抗リウマチ薬(メトトレキサートなど)だけでなく、生物学的製剤(9製剤+バイオシミラー)やJAK阻害薬(5製剤)も検討し、患者さん一人ひとりの症状に合わせた治療を提供していきます。

全身性エリテマトーデス(SLE)

全身の関節、皮膚、臓器などに多彩な症状を引き起こす病気です。発熱、発疹、全身の倦怠感をはじめ、腎臓、肺、中枢神経などの内臓にさまざまな症状が起こる場合もあります。

当科では、ステロイドをはじめとする免疫抑制効果のある薬を使って治療を行なっています。

シェーグレン症候群

涙腺や唾液腺をはじめとする全身の外分泌線に慢性的に炎症が起こる病気です。
症状としては、ドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が出現します。

全身性強皮症

その名の通り、全身の皮膚や血管などの臓器がだんだんと硬くなっていく病気です。
ちなみに「限局性強皮症」と呼ばれる病気は皮膚のみが硬くなる病気で、膠原病とは異なります。

皮膚筋炎・多発性筋炎

筋肉の炎症によって力が入りにくくなったり、疲れやすくなる病気です。
倦怠感や疲労感、食欲不振が続く場合は注意が必要です。
膠原病の中でも、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスに次ぐ患者数がいるとされています。

血管炎

全身に張り巡らされた血管(特に動脈)の壁に炎症が生じる病気です。
血管が破れたり、潰れたりすることで、下血、発熱、腹痛、体重減少など、さまざまな症状を引き起こします。

医師紹介

患者さんへ

膠原病の可能性がある時は、お気軽に受診ください

東近江医療圏においては、まだまだリウマチ・膠原病の専門医の数が少ないのが現状です。ですので、少しでも気になる症状がありましたら、地域のクリニックと同じような感覚で、お気軽に受診を検討していただけると幸いです。

特に、発熱、倦怠感、筋肉痛、湿疹などの症状が、理由がわからないまま長引いているようでしたら膠原病の可能性があります。また、虫歯や歯周病、喫煙なども病気の発症に関与することが指摘されています。

地域の先生方へ

専門外来をはじめ、入院治療にも対応しています

リウマチ・膠原病の治療法は、ここ20年で大きな進歩を遂げており、患者さんの予後に対する満足度もかなり改善されてきています。
他の疾患同様、リウマチ・膠原病につきましても、適切な診断とより良い治療の導入が重要となってきます。

毎週、木曜・金曜の専門外来をはじめ、ご紹介は随時受け付けておりますので「膠原病の疑いがある」「専門医の意見を聞きたい」という場合は、遠慮なくご相談いただければと思います。
入院治療にも対応しておりますので、よろしくお願いいたします。
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