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診療科・部門・センター

小児外科



小児外科について

新生児から中学生(0歳~14歳)までの手術疾患を担当しています。
東近江医療圏の中核病院として、さらには、地域周産期母子医療センター機能を有する病院として、入院が必要な二次・三次救急まで対応できる、地域の小児医療になくてはならい存在であると自負しております。
加えて、滋賀県では小児外科を標榜する病院が極めて少ないため、産婦人科、小児科(新生児科)と連携しながら、県内外の広大なエリアからのハイリスク新生児搬送や母体搬送も断ることなく受け入れ、積極的な診断・治療に取り組んでいます。

主な疾患

鼠径ヘルニア(脱腸)

小児外科で扱う最も代表的な疾患です。
従来からある鼠径部(足の付け根)を切開して行う手術のほか、腹腔鏡手術にも対応しています。

新生児外科疾患

食道閉鎖、直腸肛門奇形(鎖肛)、先天性横隔膜ヘルニア、ヒルシュスプルング病、臍帯ヘルニア、先天性腸閉鎖、腸回転異常症、特発性腸穿孔(超低出生体重児)、胎便関連腸閉塞、臍腸瘻など

小児外科疾患(日常的な疾患)

鼠径ヘルニア(脱腸)、陰嚢水腫、停留精巣、臍ヘルニア、乳児痔瘻(肛門周囲膿瘍)、リンパ管奇形(リンパ管腫)、先天性胆道拡張症、胆道閉鎖症、漏斗胸など

小児外科疾患(緊急手術な必要な疾患)

虫垂炎、メッケル憩室症、腸閉塞、精巣捻転など

小児(新生児を含む)急性腎不全、敗血症、代謝疾患など

小児科や腎臓内科と連携し、急性腎不全、敗血症、代謝疾患などに対する体外循環による血液浄化療法を行なっています。

その他の特色

年間約200件の手術件数

直近10年間の平均年間手術件数は、約200件/年となっています。
全手術の10~20%が緊急手術、生後30日以下の新生児外科手術が年間10~15例となっています。

日本小児外科学会教育関連施設

手術件数およびその治療実績において日本小児外科学会の認定基準を満たし、2008年4月に、滋賀県で初めての日本小児外科学会教育関連施設に認定されました。

各種疾患の検査

胃食道逆流症、排便障害、ヒルシュスプルング病などの検査を施行しています。
(24時間pHモニター、消化管内圧測定検査など)

重症心身障害の手術

小児の胃・腸瘻造設、腹腔鏡下噴門形成術、気管切開/喉頭気管分離術といった手術や在宅中心静脈栄養の管理なども行なっています。

胎児出生前診断

小児外科疾患が疑われる胎児出生前診断やその治療方針についての相談(セカンドオピニオン)に対応しています。

医師紹介

患者さんへ

標準治療と+αの提案でベストな治療法を提案

「患者さん第一」をモットーに、つねに最新で最適な医療を還元できるよう努めています。
2010年からは腹腔鏡手術を積極的に導入し、当院外科や京都府立医科大学の小児外科医と協力して、小児の負担を最小限に抑える低侵襲手術の実現にも尽力しています。
これからも滋賀県の小児外科を牽引する気持ちでスタッフ一同邁進していきますので、ぜひご期待ください。
当科への受診をご希望の場合は、まずはかかりつけ医にご相談いただき、紹介という形で受診日時のご予約をお願いいたします。

地域の先生方へ

他府県からでも緊急の場合でも、まずはご連絡ください

滋賀県内のみならず、他府県からも数多くの患者さんをご紹介いただいています。
小児外科疾患の多くは対応に急を要するものですので、緊急の場合は、当院の救急室に直接ご連絡いただくか、小児外科や小児科の当直までご連絡ください。
原則として24時間365日オンコール体制で対応いたします。
通常の外来につきましては、病気の説明や手術・治療方針について十分お話をさせていただくため、予約制(紹介制)となっています。