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診療科・部門・センター

感覚矯正科



感覚矯正科について

私たちは生活の多くの情報を目から得ており、視覚から得る情報量は80%以上とも言われています。普段何気なく使っている目ですが、異常が生じてしまうと生活の質を著しく損なうことがあります。感覚矯正科では、眼科領域における専門技術者として、他の診療科と連携して患者さまの生活全体を考えながら診療のための一助となるよう日々検査に取り組んでいます。

視能訓練士とは

当科には視能訓練士が在籍しております。視能訓練士とは、「視能訓練士法」に基づく国家資格を持った医療技術者です。小児の弱視や斜視の視能矯正や視機能の検査を行うスペシャリストとして1971年に誕生しました。眼科領域における専門技術者として眼科医の指示のもと検査を行っています。

概要・特色

乳幼児から高齢者の方まであらゆる年代の患者さまの目の検査をしています。
あらゆる年代で様々な疾患があり、世代を超えて、みなさまの大切な目の健康を守るお手伝いをしています。

小児眼科

周産期医療の発達に伴い、新生児期から目の健康管理を行うことが重要になっています。しかし「見える」という力は最初から誰にでも備わっている力ではなく、育つ年齢も臨界期は8歳頃までと言われています。この「見える」力をきちんと育てるためにも、答えを引き出すのが難しい低年齢の時期から工夫して検査を行っています。

一般眼科

脳の出先器官と言われるほど、目は非常に複雑です。そのため検査も、視力検査、見える範囲を調べる視野検査、目の奥の写真や組織の断層を撮影する画像診断検査、網膜の機能を調べる電気生理検査、目の動きを調べる眼球運動検査、正確な手術を行うため手術前検査など、一般検査から精密な特殊検査まで幅広い検査を行っています。

また他の体の病気やお薬の作用により目に異常を生じることもあるため、他科の診療科とも連携を行っています。

ロービジョンケア

目の病気や怪我などにより視機能が低下した状態となったロービジョンの見えにくさを様々な方法で補い生活の質の改善をお手伝いします。
お一人お一人の生活スタイルや日常生活へのどのような影響をしているかを聞き取り、それに合わせて拡大鏡やルーペ、遮光眼鏡などの選定やアドバイスも行っています。

各種検査について

眼科一般検査

  • 視力検査(実用視力検査あり)・屈折検査(オートレフケラトメーター、レチノマックス、スポットビジョンスクリーナーあり)
  • 眼圧検査(icareあり)・前房蛋白細胞数検査
  • 視野検査(ハンフリー視野計、ゴールドマン視野計)
  • 眼底写真撮影(広角眼底写真撮影、自発蛍光眼底撮影、蛍光眼底造影撮影)
  • 光干渉断層撮影(前眼部OCT、光干渉断層血管撮影あり)
  • 乳幼児広画角デジタル眼撮影(Retcam)
  • 涙液検査・角膜内皮細胞検査・眼軸長測定検査(光学式・超音波式)
  • 角膜形状解析検査・斜視検査・眼球運動検査・両眼視機能検査など

特殊検査

  • プリズム順応検査(PAT、膜プリズムなど)
  • 色覚検査(アノマロスコープあり)
  • 電気生理学検査(RETeval、多局所網膜電図、皮膚電極、視覚誘発電位)
など

検査を受けられる方へ
お願いと注意点

眼科の検査では多くの方が、瞳を開く目薬を使用した散瞳検査が必要です。散瞳薬を点眼すると5~6時間程度見えにくくなってしまいますので、この検査を行った場合、ご自身での乗り物の運転を控えて頂きますようお願いしています。

またコンタクトレンズをご使用の方は、ご自身の眼鏡や予備のコンタクトレンズ、ケア用品などのご用意をお願いいたします。