低侵襲手術支援ロボット(ダヴィンチXi)について

 手術方法の選択肢を増やし、より良い医療を

 総合医療センターでは、東近江医療圏で初めてとなるロボット支援下手術(ダビンチXi)を本年7月から、泌尿器科・消化器外科・産婦人科で、順次導入しています。
 ロボット支援下手術は、創部が小さいという長所(※)は鏡視下手術と同様ですが、安定した高画質の3Dハイビジョンカメラ下に、手振れ補正機能と人の手首より大きな可動域を備えた器具を使用し、より繊細で安全な手術を行うことができます。昨今、その優れた長所が認められ、さまざまな疾患で急速に保険適用が進んでいます。
 もちろん、ロボット支援下手術にもリスクはあり、術前の綿密な検討が必須ですが、手術方法の選択肢が増えることで皆様により良い医療を提供させていただけると考えています。
 これからも、さらなる安全性・根治性・機能温存率の向上を目指し、最先端の手術医療を提供できるよう研鑽を重ねてまいります。
※鏡視下手術:お腹などの中を医療用カメラを見ながら行う手術

                             ロボット手術センター センター長
                                 外科主任部長 中野 且敬

 

 

ロボット支援下手術(ダビンチ)の特長

1.身体への負担が少ない

数カ所の小さな切開部から手術を行うため、傷が小さく、出血も抑えられ、手術後の回復が早く、患者さんの負担が軽減されます。

開腹手術における切開部
ダビンチ手術における切開部

2.鮮明な3D画像

コンソール(操縦席)のモニターには、高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像が映し出されるため、手術中の視野が広がります。

3.精密な動きを再現

医師が操作するロボットアームには、専用のカメラと鉗子、メスが装着されています。人間の手首よりはるかに可動域が広く、手振れ補正が備えられているため、精密な手術が可能になります。

ダビンチXiとは?

ダビンチXiは、患者さんの身体への負担が少ない低侵襲技術を用いて複雑な手術を可能とするために開発された最新型の手術支援ロボットで、3つの機器から構成されています。

①サージョンコンソール(操縦席)
②ペイシェントカート(4本のロボットアーム)

③ビジョンカート(モニター)

①操縦席に座り、画面の3D画像を見ながら手元のコントローラーを操作します。

②ロボットアームに動きが伝わり専用の鉗子やカメラが操作されます。

③モニターに手術中の画像が映し出され、手術スタッフにも画像が共有されます。

ダビンチで手術をお考えの際は、かかりつけ医にご相談ください。

 総合医療センターでは、前立腺・胃・直腸・結腸・子宮などの疾患をダビンチの手術対象としています。ダビンチで手術ができるか診察が必要になりますので、まずはかかりつけ医、主治医にご相談ください。

その他、掲載媒体など

近江八幡市が発行している「広報おうみはちまん10月号(2022年度)」に掲載していただきました。

(上)近江八幡市広報10月号掲載ページより