母乳バンクから提供されるドナーミルク使用におけるデータベース登録について

当院では、NICU入院中の赤ちゃんにおいてドナーミルクが必要と担当医から判断された場合は、保護者同意のもと日本母乳バンク協会*からドナーミルクの提供をうけ、投与しています。

日本母乳バンク協会では、ドナーミルクを与えられた赤ちゃんの予後を検討するための基礎資料とするため、厚生労働科学研究費補助金事業によリ作成されたデータベースへの登録を各施設に依頼しています。当院においても下記事項に留意のうえ、データベースへの登録をおこなっておりますので、ご理解いただきご協力をお願いします。

なお、本データベースに登録することに同意いただけない場合は、担当医へお申し出いただくか、下記問い合わせにご連絡ください。その場合は、データベースに登録いたしません。

*日本母乳バンク協会は、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを主な目的として2017年5月に設立された、一般社団法人です。登録医療機関からの会費と協賛企業および一般からの寄付によって運営されています。

（1）母乳バンクに提供する情報

レジストリ制度に従って入院診療録から、在胎週数、出生体重、性別、診断名、検査データ、治療内容、身体計測値（身長、体重、頭囲）、与えられたドナーミルクのロット番号・量・期間、退院後の成長発達について、個人を特定できない状態にして厚生労働科学研究のデータベースへ登録させていただきます。

（2）情報の管理と保管

母乳バンクではお子様を特定できない状態で上記の情報のみを保管します。

（3）プライバシーの保護

母乳バンクに情報を提供しますが、個人を特定できない状態にするため、お子様のプライバシーは守られます。

（4）問い合わせ先

近江八幡市立総合医療センター（滋賀県近江八幡市土田町1379番地）
小児科　吉田忍
TEL：0748-33-3151（代表）
FAX：0748-33-4877