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コラム

脳血管障害について


くも膜下出血の合併症である脳血管攣縮(血管が縮むために脳に血液が流れにくくなり脳梗塞をきたす場合があります)に対しては薬物治療を行い、脳血管攣縮の発生予防や攣縮を最小限にとどめることを目指します。

ほとんどの場合くも膜下出血はCTで診断が可能です

手術前の3D-CT:前交通動脈瘤が明瞭に描出されています

中大脳動脈瘤にクリッピング手術を施行後の3D-CTです

くも膜下出血の治療成績は発症時の状態が強く影響します。当科での過去10年間の治療成績(別掲)では発症時に軽症から中等症の大半の患者さんで良好な経過で、クリッピング術あるいはコイル塞栓術を行った方の70%以上の方が自宅での生活が出来る程度まで回復されています。しかし非常に重症のくも膜下出血の方では、積極的な治療を行っても救命できない場合や、重い後遺症を残してしまうことがあります。

脳ドックなどで発見される未破裂脳動脈瘤に対しては血圧管理などの経過観察を基本としますが、上記のように破裂してくも膜下出血をきたすと生命の危険性や後遺症を残してしまうこともありますので、年齢や部位、脳動脈瘤の大きさ、破裂の危険性などを考慮し、厳密に適応を判断しご本人とリスクを含めた説明を行い手術を希望される方に対しては手術治療を行っています。
脳出血は基本的には保存的な薬物治療と早期よりリハビリテーションをおこないます。出血が多い場合には救命目的の開頭血腫除去術や、最近ではより低侵襲の内視鏡下血腫吸引除去術を行っています。
脳梗塞に対しても当科は積極的に治療を行っております。脳保護治療と早期よりのリハビリテーションをおこないます。発症から短時間しか経過していない場合には積極的にt-PA治療(静脈投与による血栓溶解療法)や、近年では積極的に血栓回収療法を行っており、著明な改善が得られる方もおられます。また頚動脈の高度狭窄を認める方では再発予防目的に頚動脈内膜剥離術頚動脈ステント留置術を行っています。また適応のある方では再発予防に血管吻合術などの手術を行っています。

頸動脈ステント留置術を施行した症例

(術前): 脳梗塞で発症した内頚動脈の高度狭窄症の方です

(ステント留置後): 内頚動脈の狭窄は著明に改善しています

内頚動脈狭窄症に対して内膜剥離術を施行した症例

(術前)著明な狭窄を認める

(術後)血管の狭窄が良好に改善

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