令和2年度 近江八幡市立総合医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 841 208 245 438 411 672 1147 2047 1779 647
当院の一般病棟を退院された患者さんの年齢階級別患者数です。全退院患者数は8,435名で昨年より約1,000名減少しています。
幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいておりますが、70歳以上の割合が53%にのぼり地域社会の高齢化を反映しています。
それに次いで、0~9歳の患者さんも多く、そのうちの新生児の割合が10%であり周産期の入院にも対応しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
総合内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 49 14.02 13.00 10.20 81.08
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 31 16.77 20.51 12.90 85.29
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 15 28.60 18.61 6.67 74.47
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等A-DROP スコア2 15 13.00 15.71 6.67 85.13
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等A-DROP スコア1 13 11.31 13.93 7.69 82.62
厚生労働省は初期臨床研修において、基本的な診療能力を身につけ、プライマリ・ケアのできる医師を育てようとし、さらに新しく始まった専門医制度では、内科全般の知識・経験をもとに内科専門医を取得して初めて内科系専門医への受験資格が得られます。しかしプライマリ・ケアという言葉には誤解があり、特に「一次医療」と混同されています。プライマリ・ケアとは調和の取れた包括的患者ケアのことであり、十分なコミュニケーションにより患者や家族の希望を知り、社会的、心理・精神的背景を確認し、医学的診断を下し、医療者と患者さん、家族が今後の医療や介護の方針などに共通認識を共有することです。経済的問題、施設入所等の必要がある場合には行政や福祉関係機関に相談し、申請により減額が可能なものは書類を書き、入所が望ましい場合には紹介状を書くという作業など、患者さんに必要なありとあらゆる社会資源を利用する努力をすることがプライマリ・ケアに要求されることです。地域の先生方と協働してこれを実践するのが総合内科の目指すところです。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) あり 手術・処置等2なし 80 6.81 8.37 0.00 0.00
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) なし 手術・処置等2なし 75 8.49 6.13 0.00 0.00
140010x297x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) あり 手術・処置等2なし 38 13.87 15.15 0.00 0.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 35 5.97 13.00 0.00 1.69
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 2.94 7.48 3.13 5.94
滋賀県内4ヶ所の小児科学会認定地域小児科センターとして小児医療の中核として小児一般診療、救命救急センターにて24時間体制の小児2次および高次救急医療体制で対応しています。令和元年に6床のGCUを増設拡張し周産期医療受け入れの機能強化を行いました。地域小児保健活動へも積極的に協力参加し、保健センター事業(乳幼児健診/予防接種など)、教育委員会事業(教育支援委員会/結核対策委員会など)、近江八幡市要保護児童地域対策協議会を通じて地域の子供の健康増進と病気の予防へも努めています。外来診療は午前は小児一般外来、午後は完全予約制にて診療を行い、専門外来(小児循環器、小児内分泌、小児血液・腫瘍、小児腎臓)の充実を計っています。小児入院病棟には、院内学級を併設しプレールームには病棟保育士を配置し、入院中の子どもおよび家族の療育環境を支援しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 71 5.32 4.86 1.41 68.97
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 53 5.89 6.41 0.00 65.40
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 47 7.68 9.08 2.13 69.79
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 35 11.20 19.04 0.00 72.31
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31 4.58 5.44 0.00 39.42
消化管癌の術後は1週間から2週間をめどに退院していただけるよう入院からの治療・経過を標準化(クリニカルパス化)し、わかりやすく安全で精度の高い医療を提供しています。
 当センターには東近江医療圏で唯一の3次救命救急センターが併設されており、外科でも 24 時間のオンコール体制をとることによって常に緊急手術が行える体制を整えています。
 当科スタッフは、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(胃・大腸)、がん治療認定医、乳腺専門医・指導医、移植学会認定医等、各分野のスペシャリストで構成されています。エビデンス・ガイドラインに基づいた診断・治療を基本とし、さらに経験で得た最善と思われる方法、工夫も提案し、患者さん一人一人にとって最適な治療法(テイラーメイド医療)を提供できるよう日々努力しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 165 23.49 25.09 70.91 83.30
160760xx97xx0x 前腕の骨折 あり 定義副傷病なし 50 5.70 5.18 0.00 53.74
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 46 27.63 21.03 4.35 69.96
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 42 24.48 23.36 0.00 73.86
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし 23 5.87 5.81 0.00 24.43
主に近隣の病院、医院からの紹介患者さんと、当院救急に搬入された四肢脊椎の救急疾患を急性期、周術期を中心に治療しています。整形外科の中でも専門性を重視し、滋賀医大整形外科と連携、各領域のエキスパートが診断、保存治療から手術治療まで行っております。病状が安定すれば開業医の先生方に紹介させていただく地域支援型医療を目指しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 55 19.13 15.64 36.36 67.53
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 11.76 9.68 4.76 77.83
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 30.97 18.86 65.63 70.66
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 7.93 8.18 7.14 58.25
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 18.46 15.54 38.46 68.08
当科は日本脳神経外科学会専門医訓練施設および日本脳卒中学会認定研修教育病院、一次脳卒中センターに認定されており、ガイドラインやエビデンスに基づいた最善の治療を目指しております。
No refusal policyの方針で脳神経外科全般の治療を行っております。脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、くも膜下出血、頚動脈狭窄症など)や頭部外傷、良性脳腫瘍、正常圧水頭症の手術治療や急性期脳梗塞に対する血栓溶解療法や脳血栓回収療法も積極的に行っております。京滋ドクターヘリの運航により、これまでより広範囲からの頭部外傷や脳血管障害の受け入れも積極的に行っており、迅速な対応と最善な治療の提供を心がけております。

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 39 2.00 2.74 0.00 63.82
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 9 15.56 11.56 11.11 78.89
050161xx97x1xx 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 7 22.57 29.23 14.29 71.57
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 6 21.17 19.98 0.00 70.17
050080xx0111xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等11あり 手術・処置等21あり 5 30.40 34.83 0.00 70.80
当科は2013年4月に開設されて以来、患者さんに合理的かつ総合的な医療を受けて頂くために、ハートチームによる診療を行っており、紹介医師や他科医師とも密接な連携を取りながら、全ての心臓血管疾患の手術に対応しております。
①大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症といった弁膜症疾患に対して、人工弁置換術や弁形成術を行います。
②狭心症、心筋梗塞といった冠動脈疾患に対して、場合によってはカテーテル治療より予後が良好である冠動脈バイパス手術を行います。
③急性大動脈解離や胸部ならびに腹部大動脈瘤といった大血管疾患に対して人工血管置換術や低侵襲で行えるステントグラフト内挿術にて治療を行います。
④末梢動脈閉塞、下肢静脈瘤といった末梢血管疾患や一部の先天性心疾患、心膜・腫瘍疾患など、多岐にわたる疾患を診療いたします。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 49 3.10 2.79 0.00 3.80
140590xx97xxxx 停留精巣 あり 29 3.00 3.02 0.00 2.59
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 19 2.95 3.84 0.00 5.79
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 17 5.18 5.44 0.00 10.35
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 13 3.23 8.17 0.00 2.77
小児外科は2005年4月開設以来、新生児から中学生(0~14歳)までの手術疾患を担当しております。当センターは近江八幡市を含む東近江医療圏の中核病院で、地域周産期母子医療センターとしての機能も有しているので、入院加療が必要な二次および三次救急医療に対応しております。また滋賀県内において小児外科を標榜する病院は希少であり、産婦人科、小児科(新生児科)と協力して、県内各所からハイリスク新生児搬送や母体搬送も受け入れており、新生児外科疾患も積極的に担当しております。
新生児外科疾患としては、食道閉鎖、直腸肛門奇形(鎖肛)、先天性横隔膜ヘルニア、ヒルシュスプルング病、臍帯ヘルニア、先天性腸閉鎖、腸回転異常症、消化管穿孔(超低出生体重児)、胎便関連腸閉塞、臍腸瘻などに対応しております。また小児科や腎臓内科との協力により、新生児を含む小児の急性腎不全、敗血症、代謝疾患などに対する体外循環による血液浄化療法も施行しております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 87 10.14 9.45 0.00 34.53
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) なし 37 38.76 21.68 0.00 29.54
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 33 7.00 6.16 0.00 38.85
120170x101xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 子宮破裂手術等 33 42.36 37.20 0.00 32.30
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 26 5.31 4.34 0.00 63.58
平成17年4月に、滋賀県地域周産期母子医療センターに認定されました。
東近江地域の基幹病院として、周辺の病院・診療所からリスクの高い妊産婦を24時間体制で受け入れています。
今後もローリスクの妊婦さんに対しては、もっと安楽にお産を迎えていただけるよう、ハイリスクの妊婦さんに対しては、母児の安全を最優先した高度医療を提供できるよう、地域に貢献したいと思います。

耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 47 4.68 6.71 0.00 56.87
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 あり 20 5.75 7.20 0.00 59.15
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 19 8.26 7.94 0.00 26.16
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 19 8.47 7.52 0.00 55.05
03001xxx0100xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 10 10.10 13.68 0.00 62.60
耳科領域、鼻科領域、咽喉頭領域、頭頸部腫瘍領域の一般的な手術を行っています。顔面神経麻痺や突発性難聴、扁桃周囲膿瘍など急性疾患の加療を行っています。顔面神経麻痺、突発性難聴については基本的には通院加療を、糖尿病など合併症がある場合は入院加療を行っています。顔面神経麻痺の難治症例に対しては手術を行います。甲状腺、耳下腺、顎下腺などの頭頸部腫瘍に対し超音波、細胞診など検査を行い必要に応じて手術を行っています。高カルシウム血症の原因となる副甲状腺腫瘍(腺腫・過形成など)に対し手術を行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 5.53 7.48 8.82 63.88
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 25 17.52 15.64 28.00 84.32
010160xx99x10x パーキンソン病 なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし 9 17.22 19.69 11.11 83.22
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 3、4又は5 7 16.57 19.18 28.57 89.29
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 7 24.57 17.35 57.14 88.00
脳卒中をはじめとして、脳、脊髄、筋、末梢神経に関する内科の病気を診療します。 専門的治療を特徴としますが、ADL(毎日いかに活動的な生活ができるか)、QOL(いかに充実した生活をおくるか)に重点をおいた治療を心がけています。  当科は滋賀県のなかでも、初期(昭和59年)より診療を開始し、脳卒中などの救急診療体制を続けてきました。今後も脳神経外科との緊密な連携のもと、適切な治療に努めてまいります。
当科では症状の原因となる場所を明らかとして、次の治療につなげることを診察の目的とします。
診察には時間がかかりますが、その上で検査(CT, MRIなど)をしていくこととなります。
当科は滋賀県難病ネットワークに協力しており、神経難病患者さんのサポートも積極的に行っています。

皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 41 15.32 12.87 0.00 73.15
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 17 8.65 9.12 5.88 74.47
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 5 4.40 7.71 0.00 84.20
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし 5 39.60 28.91 40.00 80.00
161000x199x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) なし 手術・処置等2なし 4 10.25 12.57 25.00 43.50
・アトピー性皮膚炎の診断と治療
・皮膚腫瘍の診断と治療
・乾癬の治療(軟膏療法、内服療法、生物学的製剤)
・帯状疱疹の治療
・蕁麻疹の治療
・爪白癬の診断と治療
・薬疹の診断と治療 など
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 71 5.54 5.67 2.82 63.87
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 60 4.80 7.09 0.00 73.25
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 35 6.09 8.52 0.00 71.29
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 32 10.91 13.00 0.00 79.03
110310xx01xxxx 腎臓又は尿路の感染症 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 22 18.77 14.16 18.18 74.91
当院には5名の泌尿器科常勤医が在籍し、不妊治療以外のいかなる疾患にも対応しています。全ての分野において診療ガイドラインに沿った治療を心がけており、特に尿路結石・泌尿器癌に力を注いでいます。また手術だけでなく、抗癌化学療法や分子標的治療、免疫チェックポイント阻害剤の投与も行っています。これらの治療も副作用の発現状況が把握でき次第、外来化学療法として患者さんの日常生活をできるだけ保てるよう配慮しています。

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 225 2.77 3.07 0.44 69.81
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 181 5.44 4.44 0.55 74.81
050130xx9900xx 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 75 19.81 17.23 2.67 81.61
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 64 3.06 3.26 0.00 73.03
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 60 13.60 12.09 1.67 69.68
急性冠症候群や急性心不全、致死的不整脈などの緊急かつ致死的疾患の治療管理や合併する感染症や呼吸器疾患などについてICUおよび専門病棟で入院加療を行っています。カテーテル治療、植込みデバイスなど循環器疾患における内科が扱う治療の範疇は増え続けているため、常に技術情報をbrush upし妥当かつ安全な治療方法を追求しています。虚血性心疾患、末梢動脈疾患(ASOなど)に加え、不整脈に対するアブレーション治療、肺高血圧症の診断および治療、重症下肢虚血の集学的治療にも力を入れています。
また生活習慣疾患、慢性腎臓病などの管理および合併症予防も重要な我々の仕事と考えています。当院他科や地域の先生方と連携を取りながら予防医学的観点からも患者さんと接するよう心掛けています。動脈硬化性疾患の予防から目の前の命を救う事まで、全人的な医療を提供することが目標です。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 177 9.45 11.04 5.08 67.94
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 58 15.07 13.00 5.17 79.90
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし 57 2.44 4.51 3.51 67.05
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 40 23.75 20.51 20.00 85.93
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 39 6.05 8.15 0.00 71.51
保存期腎不全(CKD)治療
保存期腎不全教育入院を通じて、個々の患者さんの腎機能を悪化させている原因を 一週間の検査教育入院で突き止め、検査データを詳細に解析することにより今後の治療方針を修正できます。教育入院により腎不全進行抑制できた方が増加しています。
退院後は、ご紹介頂いたかかり付けの先生がおられる場合は、かかり付けの医院と病診連携診療を継続します。2主治医体制で腎機能悪化抑制に努めています。
腎炎治療(IgA腎症、ネフローゼ症候群、膠原病による腎炎など)
腎炎の多くは、自覚症状が特にないか非常に軽微であるため、放置している方がおられます。経過観察で良い場合もありますが、腎生検を行ったうえで治療が必要となる場合も多々あります。さらに検査が必要かどうかは専門医の判断が必要です。尿潜血や尿蛋白を指摘されている方は、ぜひ受診ください。腎生検数は県内でもトップクラスであり、高い標本作成技術による正確な診断、治療により、個々の患者さんにとって最善の腎炎治療を提供します。
代謝内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 48 10.38 14.60 2.08 69.50
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 14 8.21 11.26 0.00 57.50
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 13 3.62 6.26 0.00 51.46
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 7.20 13.33 0.00 41.40
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 なし 10 11.30 10.33 20.00 73.70
糖尿病を始めとした代謝疾患と甲状腺疾患を中心とした内分泌疾患の治療をします。
 入院患者さんは月平均20名です。最も多い糖尿病患者さんについては、血糖コントロールのための短期入院(一週間入院)、強化インスリン療法などを行っております。合併症については、腎臓内科、脳神経内科、眼科、整形外科、皮膚科などと密に連絡をとり、治療にあたっております。
医師、看護師、栄養士、薬剤師による糖尿病教室(週3回)を定期的に行い、スタッフ一同で患者さんの指導を行っております。甲状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患、肥満症、高脂血症、高尿酸血症の診察も行っています。

血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 41 21.71 18.98 0.00 73.49
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 なし 手術・処置等25あり 10 19.20 21.52 0.00 74.90
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等25あり 9 21.00 20.27 0.00 76.00
130030xx99x0xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等2なし 8 21.25 9.65 12.50 82.63
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 なし 手術・処置等24あり 8 12.88 10.18 0.00 72.63
血液内科では白血病・骨髄異形性症候群・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫など血液腫瘍に対する抗がん剤治療を中心に診療を行っております。
当院は日本血液学会認定研修施設であり、KOTOSG(Kyoto Hematology Clinical Study Group)やJapan Study Group for Cell Therapy and Transplantation(JSCT)研究会、Kansai  Myeloma Forum等にも参加しております。  最近では骨髄異形性症候群に対するアザシジチンの長期継続にも積極的に取り組んでおります。


消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 179 11.80 9.53 3.91 76.22
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 63 9.59 8.11 1.59 71.73
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 26 8.50 6.85 0.00 67.08
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 26 7.38 10.70 0.00 76.62
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 26 12.73 10.83 3.85 73.92
2021年度より内視鏡システムは最新のEVIS X1を導入しました。従来からのNBI画像に加えTXI(構造強調+色調強調+光度の確保)、RDI(血管強調+出血点確認能力)画像を搭載しており、大きく診断・治療に寄与します。また、近年ではEUS下interventionも充実しております。
急性期診療:内視鏡的止血術、イレウス管留置、軸捻に対する内視鏡的整復術、大腸ステント留置、内視鏡的胆道ドレナージ術、PTCD/PTGBD/PTAD他。
予定診療:上部・下部ESD、消化管ステント留置、胃瘻造設、EMR、cold polypectomy、内視鏡的採石/砕石術、EUS-FNA、EUS下ドレナージ術(胆摘不能症例における内瘻化術を含む)、小腸バルーン内視鏡、カプセル内視鏡、RFA、TACE、各種癌に対する化学療法、IBD診療他。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 59 10 11 24 36 3 1 6,7,8
大腸癌 19 21 78 67 45 18 1 6,7,8
乳癌 13 11 5 3 2 5 1 6,7,8
肺癌 0 0 1 2 4 0 1 6,7,8
肝癌 5 2 3 0 24 20 1 6,7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について、集計期間に入院治療を行った「初発患者の病期分類による延べ患者数、再発患者数の延べ患者数」を示しています。当院において、癌の診断、初回治療を行った場合を「初発」として病期分類ごとに集計しています。
癌の病期分類は、癌がどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、stage0~stageⅣまであり、stageⅣが最も進行していることになります。
当院は大腸癌患者数が他の癌患者数よりも多く治療を行っていることが分かります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 9 14.22 61.22
中等症 102 14.91 82.28
重症 27 27.89 84.93
超重症 5 26.80 89.60
不明 0 0.00 0.00
入院時に最も医療資源を投入した傷病名(入院後発症の肺炎を除く)が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(誤嚥性肺炎、インフルエンザ肺炎、ウイルス性肺炎を除く)であり、市中肺炎の患者さんが対象です。日本呼吸器学会、成人市中肺炎診療ガイドライン、肺炎重症度分類の定義に基づき、入院時の状態から重症度を決定し、重症度ごとに患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。重症度が高くなるほど平均在院日数が長くなり、平均年齢も高くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 196 22.65 76.39 41.84
その他 13 18.38 79.31 38.46
入院時に最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。脳梗塞治療では迅速に治療を行うことがその後の患者さんのADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。当院では緊急に治療が必要な患者さんを常に受け入れることが出来るような体制の確保に努めています。
脳梗塞治療において、リハビリテーションは脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐために非常に重要です。急性期医療を担う当院では回復期リハビリテーション病院や介護施設、療養型病院と地域連携診療計画書を用いて連携し、総合的な治療管理を行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 144 0.00 10.11 0.00 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 8 0.00 53.63 12.50 0.00
K5091 気管支異物除去術(直達鏡) 6 0.00 59.33 0.00 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的) 5 0.00 1.80 0.00 2.80
K653-3 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 4 0.25 1.00 0.00 4.25
地域周産期母子センターとしてNICU(9床)では重症用集中モニターを配備し、人工呼吸器5台、nDPAP3台にて重症新生児の管理を行っています。aEEGモニタリングや極細の気管支ファイバーによる気管支鏡検査が可能で、特殊治療として脳低温療法、NO(一酸化窒素)吸入療法、血液浄化療法(CHD、CHDF、血漿交換など)の治療も実践しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 81 1.83 4.54 0.00 64.89
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 64 1.03 2.33 1.56 68.27
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 33 1.48 7.88 0.00 72.58
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 31 0.84 2.74 0.00 39.42
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 30 3.10 11.57 6.67 75.23
消化管・肝胆膵外科
 胆石症、胃癌、大腸癌、肝癌などの待機手術に加え、急性虫垂炎や胆嚢炎、消化管穿孔、腸閉塞、外傷性腹膜炎等の緊急手術においても、傷が小さく、正確な病体把握、繊細な操作が可能な鏡視下手術を第一選択とし、精緻な手術、入院期間の短縮、早期社会復帰に努めています。昨年は胃癌の94%、大腸癌の87%(緊急手術を含む)に鏡視下手術が施行されました。胃癌は術式にかかわらず、在院日数7日で退院が可能となっています。直腸癌手術では、狭い骨盤腔内において鏡視下の拡大視効果を最大限活用することにより、できるだけ永久人工肛門を回避する術式を取り入れています。
急性虫垂炎に対しては、極めて整容性が高い単孔式(へそ孔)虫垂切除術を行っていますが、抗生剤投与で保存的加療を行い、数ヶ月後に待期的に行う症例が多くなっています。
一方、血管合併切除を伴うような肝胆膵腫瘍に対する高難易度手術もガイドラインに従って積極的かつ安全に行っており、適宜術前化学療法も取り入れ、根治率を上げるよう努めています。また、原発性・転移性肝癌、低悪性度の膵腫瘍にも鏡視下手術を取り入れています。 
鼠径ヘルニア
 全身麻酔下に補強用シートを腹膜前腔に挿入する鏡視下鼠径ヘルニア手術を第一選択としています(TAPP法)。傷が小さく、患側のみならず両側鼡径床の正確な病体把握と全てのヘルニアタイプの修復が可能で、術後の痛みや違和感も軽微です。また若年性(20~30歳代)の場合には、補強用シートを使用しない鏡視下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖術(LPEC法)も行っています。以前から行われている腰椎麻酔下に鼠径部から補強用シートを挿入する前方アプローチ法も適宜取り入れています。どの手術方法でも入院期間は2~4日ほどです。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 140 1.57 15.26 62.86 78.63
K0821 人工関節置換術(膝) 97 1.34 12.36 6.19 73.01
K0462 骨折観血的手術(前腕) 51 1.29 7.06 0.00 62.49
K0811 人工骨頭挿入術(股) 40 2.45 17.43 72.50 83.13
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 28 2.86 18.46 28.57 71.36
人工関節置換術や脊椎手術にナビゲーションを使用し、正確なインプラントを設置や、手術の安全性を高める努力をしております。関節鏡手術では、鏡視下肩板修復術や、肩脱臼予防手術も実施。頚椎胸椎の脊椎手術では脊髄誘発電位モニタリングを併用し、術中合併症の予防をしております。手術は日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)に登録しております。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 49 0.46 7.33 2.56 81.10
K178-4 経皮的脳血栓回収術 16 0.23 24.15 53.85 76.46
K1781 脳血管内手術(1箇所) 14 1.67 50.00 50.00 66.25
K1742 水頭症手術(シャント手術) 10 28.40 41.10 50.00 61.77
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 8 0.63 38.25 50.00 67.63
脳神経外科全般の診療を行っておりますが、救命センターを有する関係で急性期脳血管障害、重症頭部外傷・多発外傷の治療を多く行っております。特に脳血管障害の治療は積極的に行っており、一次脳卒中センターとしてくも膜下出血に対するクリッピング術や脳血管内治療だけでなく、急性期虚血性脳血管障害に対して積極的にt-PA治療、カテーテル治療(脳血栓回収療法)に取り組んでいます。また脳梗塞の再発予防として厳重な適応のもと頚動脈内膜剥離術、頚動脈ステント留置術、バイパス手術を行っております。脳腫瘍は髄膜腫や下垂体腫瘍といった良性腫瘍に対し摘出術を行っており、良好な治療成績を残しています。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 37 0.00 1.00 0.00 64.00
K5551 弁置換術(1弁) 10 4.70 23.20 10.00 73.80
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 7 3.86 15.57 0.00 70.43
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 7 5.00 9.29 14.29 80.14
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) 6 4.17 17.83 0.00 68.17
胸部大動脈ステントグラフト実施認定施設、 腹部大動脈ステントグラフト実施認定施設を取得しておりますので、症例によっては開胸・開腹を行わない大動脈治療を選択することもできます。患者さんへの手術の負担を減らすことができ、早期回復、早期退院が可能となります。

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術実施認定施設であり、下肢静脈瘤の治療を日帰りや短期入院で治療することができます。静脈瘤外来は毎週水曜日と第1、第3金曜日に行っております。

小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 53 1.08 1.02 0.00 3.49
K836 停留精巣固定術 28 0.96 1.04 0.00 2.68
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 17 0.65 3.53 0.00 10.35
K6333 臍ヘルニア手術 12 1.17 1.08 0.00 2.42
K8282 包茎手術(環状切除術) 6 1.00 1.00 0.00 7.83
胃食道逆流症、排便障害、ヒルシュスプルング病などの精査(24時間pHモニター、消化管内圧測定検査、直腸粘膜生検など)も施行しております。重症心身障害児の胃・腸瘻造設、腹腔鏡下噴門形成術、気管切開/喉頭気管分離術といった手術や、在宅中心静脈栄養の管理も行っています。また産婦人科や小児科(新生児科)と協力し、小児外科疾患が疑われる胎児出生前診断やその治療方針についての相談(セカンドオピニオン)もお受けしております。
 腹腔鏡手術については2010年より積極的に導入しており、当院外科や京都府立医科大学・小児外科の先生方と協力し、小児の“低侵襲手術”を目標としております。当科で対応可能な腹腔鏡手術は、急性虫垂炎、鼡径ヘルニア、噴門形成術(Nissen手術)、停留精巣(腹腔内精巣)などです。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 124 9.81 7.94 0.00 33.65
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 39 14.54 7.92 0.00 32.59
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 35 1.11 4.86 0.00 39.17
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 27 1.00 5.85 0.00 48.74
K893 吸引娩出術 17 3.35 2.00 0.00 34.94
緊急を要する手術に対しての体制も整えています。

2020年の分娩数は410件、帝王切開術は169件でした。
他施設からの緊急母体搬送は37件でした。
帝王切開術を除く手術件数は143件でした。


耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 32 1.09 2.81 0.00 60.44
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 21 1.00 6.05 0.00 27.14
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 15 1.00 2.53 0.00 53.87
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術) 10 1.10 7.30 0.00 60.90
K3191 鼓室形成手術(耳小骨温存術) 9 1.00 5.44 0.00 48.56
・耳科手術(鼓室・鼓膜形成、アブミ骨手術、顔面神経減荷術、鼓膜チューブ留置術など)
・鼻科手術(内視鏡下鼻内副鼻腔手術、鼻中隔矯正術、後鼻神経切除術など)
・口腔咽頭喉頭領域手術(扁摘、舌良性・悪性腫瘍切除術、咽頭良性・悪性腫瘍切除術、喉頭微細手術など)
・頭頸部良性・悪性腫瘍手術(甲状腺・耳下腺・顎下腺腫瘍切除術、副甲状腺腫瘍切除術、頸部郭清術、リンパ節生検など)
 

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 82 1.20 2.83 0.00 74.98
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 78 1.76 4.44 5.13 64.71
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 38 1.24 7.95 10.53 69.50
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 31 1.90 4.29 0.00 71.39
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 11 1.55 3.00 9.09 70.82
手術目的の症例が大半であることから、体外衝撃波結石破砕装置、尿管ファイバースコープ、ホルミウムレーザーや超音波砕石器などの高性能装置を整備しており、短期間の入院で治療を行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 112 1.96 3.30 0.89 75.18
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 95 2.01 8.52 2.11 76.22
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 50 2.26 2.54 2.00 73.70
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 41 5.46 8.56 0.00 83.00
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 39 0.03 13.87 0.00 71.03
2020年度の冠動脈造影検査は1300件、心臓カテーテルインターベンション(風船やステントを用いた治療)458件、末梢動脈(下肢や頸動脈、腎臓)のカテーテルインターベンションは163件となっています。大動脈バルーンパンピング(IABP) や経皮的補助循環装置(PCPS)など補助循環を用いた集中治療室での重症心不全管理も多数行っています。心臓CT、心筋シンチグラムも積極的に実施しています。
平成28年度より本格的に稼働している不整脈に対するアブレーション治療は2020年度で36件、植込みデバイス治療はペースメーカー埋め込み術81件(電池交換含む)、リードレスペースメーカー植込み術5件、埋め込み型除細動器9件、植込み型心電計5件、両心室ペースメーカー6件でした。また入院外来を通じた心臓リハビリテーションは京滋でも有数の症例数となり、心疾患、動脈硬化性疾患、心臓血管外科手術後などに積極的に介入しています。

腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 65 0.54 2.03 1.54 68.82
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 53 4.79 4.94 1.89 71.74
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) 5 0.00 0.60 0.00 65.80
透析療法開始前に事前準備(血液透析なら静脈と動脈をつなぐ内シャント手術、腹膜透析なら腹部にカテーテルを留置する手術)を行い、術後の安定した時期に透析療法を開始することで、安全かつなるべく短い入院期間で腎代替療法を導入し、社会復帰して頂くことを目標に診療を行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 170 1.72 14.30 6.47 78.42
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 62 0.98 7.53 1.61 72.03
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 49 1.39 3.00 2.04 76.65
K654 内視鏡的消化管止血術 39 0.49 8.95 2.56 72.87
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 35 0.66 7.46 0.00 66.31
内視鏡センターは大きな一区画を占め、内視鏡は最大5台並列稼動が可能です(うち2台はX線透視室に設置)。また、透視室、Angio室では肝生検、PTCD、PTGBD、膿瘍穿刺、RFA、TACE等幅広い診断加療を行っております。
23万人が暮らす東近江医療圏の中核病院として、ガイドラインの遵守のみならず、先鋭的な技術と知見を取り入れ精力的に医療に取り組んでおります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.15
異なる 4 0.19
180010 敗血症 同一 7 0.17
異なる 15 0.37
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 2 0.25
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.22
異なる 5 0.18
入院時に最も医療資源を投入した傷病名と入院の契機となった傷病名が同一かそれ以外かで件数を集計しています。
血液の凝固に異常をきたす播種性血管内凝固症候群、様々な感染症などから血液に病原菌が入り起こる敗血症。
手術・処置後の合併症は透析患者さんのシャント障害による疾患が多数を占めています。
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