離床チームについて

昨年度までの「呼吸器チーム」の発展型として、平成25年度より科内にて「離床チーム」が発足しました。

-->平成25年度より活動を行っています。


目的

質の高い離床・ケア・リハビリテーションプログラムの提供により、患者満足度の向上、廃用症候群の発生・進行を最小限に抑え、在院日数短縮に寄与する。


コンセプト

当科の理念・基本方針に「早期離床」が(うた)われています。「離床」とは、ベッド上や寝床で生活していた人が、徐々に床(ベッド)から離れて生活機能・範囲を拡大していくことをいいます。臥床が続くほど、心肺機能や消化機能・運動機能・精神状態等、心身ともに機能低下が進んでしまうため、全身状態が落ち着いたら可及的早期に座位や立位・歩行を行う「早期離床」を進める必要があります。入院患者さんにおいては、傷病・後遺症に加え、年齢や体型、臥床による機能低下、また普段とは異なる環境の影響により、著しく動作能力が低下し、自力でベッドから離れるのが難しくなることがあります。

そのような状態から回復を図るため、医師の指示のもと、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、看護師・看護助手により、寝起きや車椅子への移乗(乗り移り)、排泄動作、食事といった、離床・生活動作賦活の実質的援助が行われます。

援助が安全・安心であり患者さんの負担は最小限に、かつ患者さんの能力を最大限に引き出すためには知識・技術・環境それぞれの質の向上・多職種での協働が必要であると考えております。「質の高い離床」の意識がリハビリテーション科から院内へ拡がるよう活動を行います。


メンバー

理学療法士9名、作業療法士5名


活動内容

勉強会・練習会の開催

リハビリテーション技術科内

<リハビリテーション技術科内>

院内

<院内>

モジュラー型車椅子・クッション・移乗用具の貸し出し運用・管理

リハビリテーション技術科所有のモジュラー型車椅子・座クッション・背クッション・トランスファーボードを、病棟にて個人用として使用できるように、番号登録・貸し出し札を用いた貸し出し運用・管理を開始いたしました。

<貸し出し物品の紹介>
  モジュラー型車椅子 26台
  座クッション    32個
  背クッション    13個
  移乗ボード     29枚

【モジュラー型車いす】

座面の高さ・背中のたわみ・肘置きの高さ調整や、乗り移りが容易になるように肘置きの跳ね上げや足置きの開閉が可能な車椅子(写真)

【座クッション】

座る姿勢が安定するように、またお尻が痛くならないように、クッション素材や形状が考慮された、「車椅子専用」クッション。その人の座る能力や褥瘡の有無に応じて複数の種類があります。

【背クッション】

座る姿勢が安定するように、また肩や腕が痛くならないように、クッション素材や形状が考慮された、「車椅子専用」クッション。

【移乗ボード】

ベッド〜車椅子間の移乗(乗り移り)の際に、立ち上がり・向きを変える・ゆっくり座ることが十分にできない場合に、座った状態で横に滑るような乗り移りが出来るように、お尻の下に差し込み、ベッドと車椅子の橋渡しをするボード。


患者さんの体型や姿勢、座る能力・移乗能力に応じた車椅子・クッション・移乗用具の使用により、移乗(ベッド〜車椅子の乗り移り)が安全で容易になり、「座って居ることが苦痛でなく」なることで、安全・安心な離床を進めることができます。

その他の取り組み

  • 院内呼吸器ケアチーム ラウンド
    (医師・看護師・理学療法士・臨床工学士・医療安全管理者・医療クラーク 毎週火曜日 午後3時〜)

学会発表・ジャーナル掲載など

  • 日本医療マネジメント学会 第8回京滋支部学術大会
    日時:2011年2月11日
    会場:京都テルサ
    演題名:術前呼吸器教室参加者の術後呼吸器合併症の発生傾向
    発表者:渡邉 光太(理学療法士)
     
  • 第51回 近畿理学療法学術集会
    日時:2012年11月13日
    場所:琵琶湖ホール
    演題名:外科手術における術後肺合併症関連因子の検討
    −術前呼吸器教室参加者を対象としたロジスティック回帰分析−
    発表者:原田 昌宜(理学療法士)
     
  • 呼吸療法認定士の現在 呼吸器リハビリテーションの確立に向けた取り組み
    著者:若林 成享 松下容子 山中順子
    呼吸ケア 6巻6号 2008
     
  • ・チーム医療を加速させるRST 第2弾座談会編
    出席者:若林 成享(理学療法士)
    呼吸器ケア 9巻2号 2011
     
  • 呼吸器ケアReport リハビリテーション部門の“呼吸器チーム”
    近江八幡市立総合医療センター
    呼吸器ケア 9巻9号 2011

学生・実習の皆さま

お問い合わせ

リハビリテーション技術科

〒523-0082
滋賀県近江八幡市土田町1379
TEL 0748-33-3151

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