
今日の医療では、画像診断は、病気の診断、治療方針の決定、さらに、治療効果を判定する上で、なくではならない手段となっています。
病院の基盤のひとつであり、病院の診断能力を左右すると言ってもよいものです。放射線科医、なかでも画像診断医は、この画像診断を専門に行うことを主たる診療業務としています。
さらに、IVR(Interventional Radiology)と呼ばれる血管造影の手技をベースにした治療も放射線科の業務の一つです。放射線科医は、絶対数がかなり少ない中、当院では4人の常勤スタッフを有しており、迅速な対応が可能です。
他の診療科の医師の要請に応じるとともに、カンファレンスを通じて、患者さんにとって最も適切な方法で、正しい診断や治療方針の決定に到達することを使命と考えています。
画像診断の分野は、それぞれの分野で進歩が早く、常に知識や技術をレベルアップし、病院の医療レベルを向上させていくことに、日々力を注いでいます。
当科では、CT装置2台(64列、8列MDCT)、1.5T-MRI装置、血管造影装置2台(循環器専用とアンギオ-CTシステム)、X線TV装置2台、超音波装置2台、デジタル(フラットパネル)乳房撮影装置、CR、核医学装置を備えています。
64列MDCTは最新鋭の装置で、血管像をはじめ詳細な画像が短時間で得られ、救急をはじめ診療上とても重要な画像診断装置です。
アンギオ-CT装置は血管造影検査だけでなく、各種IVRに威力を発揮します。
当院では、電子カルテとともに、PACSシステムを導入しており、画像はすぐに閲覧することができます。画像診断のレポートは、画像ができるとともに、すぐに読影しており、各診療科の医師は、検査当日にレポートを読むことができ、患者さんの利便性の向上をはかっております。他の診療科とは、随時カンファレンスを行い、緊急を要する症例については、その場で、診断や治療方針の検討を行うことを常にしております。
緊急を要するIVR手技については、休日、夜間を問わず、要請に応じることをモットーとしています。
読影件数:CT 約15000件、MRI 約3700件、マンモグラフィ 約1400件、健診消化管造影 約1100件、検診胸部X線 約2000件、核医学検査 320件
検査件数:超音波検査(腹部、頚部、乳腺、小児など)約3300件、血管造影検査248件
その内、IVRが177件を占め、透析シャントPTAや肝癌TAE、悪性腫瘍の動注療法はじめ、IVCフィルター留置、PSE、BRTO、血管内異物除去、血栓除去術、肝動注リザーバ留置など多岐にわたるIVRを行っています。
非血管系IVR:超音波またはCT下生検あるいはドレナージ 113件
マンモトーム生検27件(平成18年から開始)、腸重積整復 など
当院は、骨転移の疼痛緩和治療の内用療法製剤であるメタストロンの利用可能施設です。依頼方法につきましては、地域連携課の窓口をご参照ください。 なお、現在、当院は、放射線治療の装置は有しておりません。