各診療科のご案内

救命救急センター

方針・理念・目的等

  県内に4施設ある救命救急センターの1つとして、地域の救急・集中医療の中核を担っています。
救命救急センターは、 (1) 受け入れ窓口である救急外来、 (2) HCU(重症管理病棟)としても活用している救命救急センター病棟(12床)と、 (3) ICU(集中治療室 6床)の3ユニットで構成されています。

 

 

 

 

概要・特色

 

 
救命救急センター開設(平成18年10月)後、年間患者数・救急車搬送数はほぼ横ばいとなっていますが、ICU入室患者数、CPAOA患者数は依然、年を経るごとに右肩上がりの状態です。
当救命救急センターが地域内で果たすべき役割である、緊急度・重症度の高い中等・重症例の受入れと診療に支障をきたすことのないよう、受入れ症例をコントロールしている結果が、軽症例比率の相対的な減少として現れています。

一方、それを維持するための苦心は連日絶えません。救命救急センターとしての役割を果たすのは当院の使命ですが、満足とはいえない周辺地域の一次・二次救 急医療体制を含め、当センターが支えている、というのが現状になっています。近年、ますます初療時・入院前の病態の検索に要求される内容が高度になってき ているため、1日中忙しい状況が続く毎日です。
救命救急センターの病床は、看護師数の不足によりフルオープンが順延され、ICU,救命救急センター病棟/HCU共、平均入室患者比率が100%を超えて おり、積極的な病床の調整が欠かせない状況が続いています。現在ようやく解決に向けての目処がたってきました。年度内解決を目標に調整中です。

救急外来には、専任の救急外来担当医師が常駐する体制をとっています。初療と各診療科へのコーディネーションを行い、迅速で専門的な医療の提供を行っています。

救命救急センター病棟は、救急外来からの緊急入院の方だけを対象とすることにより、初療後のスムーズな入院加療を可能にしています。また、HCUとして、 人工呼吸管理や細かな循環動態管理などを要する患者、ICU退室後、もうしばらく重症管理が必要な患者の入院管理を行っています。

ICUは、最重症の方だけを対象として治療・管理を集中的に行います。日中は専任医師が常駐・管理しており、夜間・休祝日も専任のICU当直医を設けて、 24時間専任体制での管理を行っています。主治医・各診療科と連携をとりながら24時間体制で治療・管理を行うため、病態の変化にあわせた綿密な治療が可 能です。
救急診療科は、院内業務だけでなく、当医療圏での救急医療体制のコントロール・整備や、災害医療体制の整備、各種講習会の開催等による救急・災害医療の普 及活動など、地域に密着した広い範囲での活動も行っています。また、当院は地域の災害拠点病院、滋賀県DMAT編成病院であり、災害医療に対する取り組み も盛んです。
 
 
 

過去の実績等

  平成21年の症例数は、救急外来患者数22111名、救急外来からの入院者数3195名、救急車搬送数4094名、救命救急センター病棟入院患者数1648名、ICU・CCU入室患者数367名、年間CPAOA患者数121名でした。
救急診療科開設前年となる平成16年と比較してみると、救急外来患者数は1.3倍(22111名 / 16637名)ですが、救急車搬送数は1.8倍(4094名 / 2303名)と救急車での搬送比率が高くなっています。

また、入院比率をみると、救急車搬送からの入院比率は1.1倍(32.5% / 29.6%)と大きな変化はありませんが、救急外来全体からの入院比率は1.4倍(14.4% / 10.0%)と増加。 さらに、救命救急センター入院患者のうち重症(救命救急加算評価基準による)患者数をみると3.1倍(539名 / 174名)、比率としては2.4倍(2.4% / 1.0%)と、重症者患者数が大幅に増加しています。

 

 

 

メッセージ

紹介

  当院は
日本救急医学会 救急科専門医指定施設
日本集中医療医学会 集中治療専門医研修施設
災害拠点病院・DMAT編成病院
です。

(1) 救急外来は、日中は専従医が常駐し、一次から三次症例まで幅広い受け入れを行い、研修医とともに初療の後、当該科に引き継ぎ、専門的な精査・加療を更に進 めていくシステム(いわゆる北米型ER)です。各科へのコンサルト、引き継ぎはオンコール体制となっておりスムーズです。救急車からの搬入要請には、当番 医師がPHSにて24時間直接対応を行っています。日中は救急外来専従医師。夜間は外科系、内科系2系列。これに加え、小児科、産婦人科は独立したダイレ クトコール用PHSを持っています。

(2) ICU管理は、日中は専従スタッフ、夜間は専従スタッフと固定メンバーによる専任当直医が、主治医と協議を行いつつ管理を行っています。
救命救急センター開設後数年が経過し、体制の見直しを検討しています。

(1) 当院は地域の中核病院で、研修医、レジデントを含め若い先生方が大勢おられ、主治医として精力的に働いておられます。ICU入室中の患者管理については救 命救急センターのスタッフと主治医(チーム)との協議にて治療方針を決定していますが、センターのスタッフは専従医として敢えて主治医とはならない体制を とってきたため、主治医のサポート役として、主体性が薄くなりがちでした。若い先生方には手技的なことを含め、主体性を持って多くのことを経験してもらわ ねばならず、現在、救命救急センターの枠組みを崩すことなくもっと主体性を持った関わりが出来る体制への調整を始めています。

(2) センターの体制については、周辺組織との再調整を含め、まずまず目標どおりに業務調整がすすんできました。しかし、医師スタッフ数の不足等により、医師が 行っているカンファレンスについては不十分なものとなっていました。このたび、スタッフ数の増員に伴い、その点につき改善に取り組んでいます。要望してく れる研修医達のためにも、何とか充実したものにしていきたいと考えています。
 

 

  

救急外来からのお願い

  ・救急外来は、「救急」の対応を必要とする方のための外来です。より一層重症度・緊急度の高い患者さんの診察・診療が優先され、診察の順番が変わったり、お待たせしたりすることがあります。
・救急外来は時間外外来、夜間・休日外来とは異なります。継続した病気の管理や緊急を要しない詳しい検査、お薬の定期の処方などは行っていません。
・夜間や休日も診療を行っていますが、専門性の高い診療科(眼科、耳鼻咽喉科等)ではお待ちいただく場合や他院へご紹介する場合もあります。
また、定期の外来ではないため、診察する医師の指定にはお応えしかねます。

ご理解のほどよろしくお願いします。

 

 

スタッフ紹介

役職 名前(ふりがな) 資格・略歴等
副院長・救命救急センター長 立川 弘孝
(たつかわ ひろたか)
・昭和58年卒
・日本内科学会認定医
・日本循環器学会専門医
・日本救急医学会認定ICLSコースディレクター
・日本DMAT隊員
・統括DMAT
副センター長 中島 正之
(なかじま まさゆき)
・昭和63年卒
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医
・日本DMAT隊員
・統括DMAT
部長 土屋 邦之
(つちや くにゆき)
・昭和56年卒
・外科学会認定医
・消化器外科学会専門医・指導医
・日本DMAT隊員
部長 池田 和弘
(いけだ かずひろ)
・平成11年卒
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本糖尿病学会糖尿病専門医
・JATECプロバイダー
副部長 宮下 篤史
(みやした あつし)
・平成13年帝京大学卒
・外科専門医
・ACLSプロバイダー
・JPTECプロバイダー
・JATECインストラクター
・日本DMAT隊員
副部長 宮崎 克彦
(みやざき かつひこ)
・平成12年 近畿大学医学部卒
・日本救急医学会 救急科専門医
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