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診療理念は、腎臓の初期から末期まで最善の医療を提供すること。
これをTotal Kidney Careと呼び、我々の目標としています(下記pdf参照)。 腎臓病の予防はもちろん、腎臓病になったとしても根治治療を積極的に行い、保存期腎不全になったとしても進行抑制をして透析まで至らせないことを目標としています。 また残念ながら透析が必要な方にも最高レベルの医療を提供することをお約束します。 |
滋賀県最大規模の透析施設、そして最高レベルの腎臓病医療を提供できるよう日々精進しております。 |
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診療実績 |
腎生検数は県内で最も多く、高い標本作成技術による正確な診断、治療を誇っています。これまでの豊富な経験を活かし、個々の患者さんにとって最善の腎炎治療を提供します。蛋白尿が多くて来院された方々も随分、蛋白尿が減少しています。
平成27年より1次性ネフローゼ症候群、IgA腎症が難病に指定され、医療補助が受けられるようになりました。当院は指定医療機関ですので、難病申請のための診断書を発行する事が可能です。
【学校健診や職場健診で尿潜血や尿蛋白を指摘された方へ】
自覚症状が特にないか非常に軽微である事が多いため、そのままにしている方がおられます。経過観察で良い場合もありますが、腎生検を行ったうえで治療が必要となる場合も多々あります。さらに検査が必要かどうかは専門医の判断が必要です。健診で尿潜血や尿蛋白を指摘された方は、ぜひ一度おいでください。
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保存期腎不全教育入院を通じて腎不全進行抑制に全精力を傾けています。入院により腎不全進行抑制できた方が増加しています。治療成績は上段の診療実績をご覧ください。
【慢性腎不全でお悩みの方へ】 近年の研究で、個人差はありますが、難治性と言われる糖尿病からの腎不全の方も悪化速度をかなり弱められることが分かってきました。個々の患者さんの腎機能悪化因子、つまり「何が腎不全を進行させているのか」を 一週間の検査教育入院で突き止め、検査データを詳細に解析することにより今後の治療方針を修正できます。
ぜひ一度、内科外来(腎臓内科)でご相談ください。かかりつけ医の先生におかかりの方は、先生にご相談いただいた上で紹介状を持参して頂くとより正確な治療方針をお示しできます。 ご開業の先生方の優先的な診療予約は、火曜日午後の腎臓内科外来をご利用ください。 |
多発性嚢胞腎は腎臓に嚢胞(水がたまった袋)がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、遺伝性の病気です。今までは有効な治療法がなく、約半数の方が60歳前後に慢性腎不全から人工透析になっていました。平成26年3月より腎嚢胞拡大抑制と腎機能保護の治療薬(トルバプタン)が使用可能となりました。新しい治療薬により透析導入を遅らせる事をめざして治療を行っています。
また、好発合併症として脳動脈瘤からくも膜下出血をきたす場合や、心臓弁膜症・嚢胞感染・肝機能障害を起こす場合があります。これら合併症に対しても、その有無を確認し、適切な治療を行います。
平成27年1月に難病に指定され、医療補助が受けられるようになりました。当院は指定医療機関ですので、難病申請のための診断書を発行する事が可能です。
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腎代替療法には、透析と腎移植があります。透析療法には血液透析、腹膜透析があります。
私達は、段階的透析導入法をお勧めしています。 つまり、透析療法を行う前に、血液透析なら内シャント手術(静脈と動脈をつないで、血管を太くする手術)、腹膜透析なら腹部内にカテーテルを入れる手術を事前に行います。そして、術後の安定した時期に透析療法を開始します。腎移植に興味がおありの方は、適切な時期に当院移植外科へ紹介します。 可能な範囲で安全に腎代替療法に移行する、またできるだけ短期間の入院期間で社会復帰して頂く、そんなお手伝いをするのも私達の仕事だと考えています。
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高血圧は、サイレントキラーと言って、自覚症状の少ない疾患です。高血圧の治療は決して自覚症状をとるための治療ではなく、今後起こり得る脳、心血管障害を予防するための予防医療であることにご注意ください。 |
腎臓病と言われ困っている方、また受診するように言われているが不安な方、そんな方のお手伝いをしたいと考えています。 検尿で蛋白尿が出ている方、腎臓がなみだを流して体調が悪いことを教えてくれています。 そんな腎臓の訴えに耳を傾けてください。 |
初診の方の優先的な診療予約は、火曜日午後枠を設けました。 地域医療連携室を通してのご予約が患者さんの負担が少ないようです。 もしお急ぎのご用件がございましたら、腎臓内科(門 浩志)まで直接お電話ください。 私達は、病診連携、病病連携を推進していきます。 近江八幡・蒲生郡医師会、東近江医師会は、CKD地域連携パスを運用して患者さんにも好評です。 |
わが国には慢性腎臓病(CKD)が1330万人潜在すると言われています。各地でCKD啓発活動が行われていますが、健診や開業医からのCKD早期紹介は足踏み状態と言えます。 腎機能の指標である推定糸球体濾過量(eGFR)は、臨床現場で広く活用されていますが、年齢別の平均値に関する報告はありませんでした。つまり測定されたeGFR値がいわゆる“年齢相応”か否かについては、曖昧な判断にならざるを得ませんでした。そこで、健康診断で腎機能悪化因子のない“健常”と判断された方の年齢別eGFR値をグラフ化し、同年齢比較できるソフトを開発しました。次のような活用方法があります。
① 健診や一般外来における “年齢不相応”な腎機能低下の判別
② 加齢現象以上の腎機能悪化の判別(経時的に利用することで判別できます)
いずれも腎臓専門医紹介が望ましいと思われます。
下記URLから無料でご利用いただけます。
腎臓病は自覚症状に乏しい病気です。できるだけ悪化する前に専門医師の診察を受けられることをお勧めします。
参考)日本腎臓学会CKD診療ガイド2012 腎臓専門医紹介基準(eGFRについて抜粋)
eGFR 50 mL/分/1.73 m2未満
(40 歳未満の若年者ではGFR 60 mL/分/1.73 m2未満,腎機能の安定した70 歳以上ではGFR 40 mL/分/1.73 m2未満)
文責:八田 告(医療法人 八田内科医院 / 近江八幡市立総合医療センター腎臓センター)
研究者一覧(敬称略、順不同)
八田 告:医療法人八田内科医院/近江八幡市立総合医療センター腎臓センター
瀬川裕佳:近江八幡市立総合医療センター腎臓センター
原 将之:近江八幡市立総合医療センター腎臓センター
薗村和宏:近江八幡市立総合医療センター腎臓センター
高橋良一:近江八幡市立総合医療センター健診センター
武田和夫:一般財団法人京都工場保健会
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当院では2006年から保存期腎不全検査教育入院を開始し,患者数は1000例を超えました。教育入院を始めたいけれど,どのように立ち上げていいのかわからないというご意見に対し,教育入院の見学を受け入れています。 見学日は,木曜日です。スケジュールは別紙をご覧ください。 見学希望の方は,腎臓内科 門 浩志(monmon@koto.kpu-m.ac.jp)までご連絡ください。 日程調整後,視察申込書を院長宛に郵送ください。 |
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見学スケジュール(PDF) |
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視察申込書(Word) |
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腎臓内科医として一緒に働いてくださる方々を探しています。 県内外からも症例が集まりますので、腎臓内科医としての実力は比較的短期間で上がります。 ぜひ一緒に働きませんか?(下記pdf参照) 問い合わせ先:腎臓内科 門 浩志 E-mail:monmon@koto.kpu-m.ac.jp |
レジデント募集HP用 |
最後に私達、医療センターのスタッフで作る腎臓病撲滅キャンペーン隊の紹介です(下記pdf参照)
任意団体NPOを立ちあげ、活動中です。 皆さんの応援をぜひともよろしくお願い申し上げます。 毎年、世界腎臓デーにあわせて近江八幡市周辺でイベントを開催しています。
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腎臓内科スタッフ |
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腎と栄養にも力をいれてます。日本経腸栄養学会Young Doctors Award 受賞 瀬川先生 |
第45回日本腎臓学会 西部学術大会 優秀演題賞 冨田先生 |
*当日の様子はこちらをご覧ください。 |
役職 | 名前(ふりがな) | 資格・略歴等 |
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腎臓内科・腎臓センター顧問 | 八田 告 (はった つぐる) |
・平成4年卒 ・腎臓、高血圧、透析 ・日本内科学会専門医 ・日本腎臓学会専門医 ・日本透析医学会専門医、指導医 ・日本循環器学会専門医 ・日本高血圧学会専門医、指導医 ・Infection Control Docter(ICD) ・京都府立医科大学臨床准教授 |
腎臓センター長・副部長 | 門 浩志 (かど ひろし) |
平成18年卒 ・日本内科学会認定内科医 ・日本腎臓学会専門医 ・日本透析医学会専門医 |
医員 | 冨田 彩 (とみた あや) |
・平成24年卒 ・腎臓内科 ・日本内科学会認定内科医 |
レジデント | 仲井 邦浩 (なかい くにひろ) |
・平成26年卒 ・腎臓内科 |
レジデント | 江原 英華 (えはら ひでか) |
・平成27年卒 ・腎臓内科 |
レジデント | 尾関 奈津子 (おぜき なつこ) |
・平成27年卒 ・腎臓内科 |
非常勤医 | 東 勇太郎 (あずま ゆうたろう) |
・平成5年卒 ・日本透析医学会専門医 ・日本泌尿器科学会 [専門] バスキュラー・アクセス 血液浄化 |
非常勤医 | 瀬川 裕佳 (せがわ ひろよし) |
・平成18年卒 ・日本透析医学会専門医 ・日本内科学会認定内科医 ・日本腎臓学会専門医 |
非常勤医 | 三原 悠 (みはら ゆう) |
・平成23年卒 ・腎臓内科 ・日本内科学会認定内科医 |
非常勤医 | 井田 智治 (いだ ともはる) |
・平成24年卒 ・腎臓内科 ・日本内科学会認定内科医 |