各診療科のご案内

病理診断科

方針・理念・目的等

 

基本理念

      

「多くの人々との出会いを通じ、新しい医療環境の創造に努めます」

 

 

基本方針

● 精確かつ迅速な病理診断を目指します。

● 誠実な業務を推進し、地域の皆さんに信頼される医療を目指します。

● コミュニケーション能力を高め、医療仲間、地域の皆さんとの連携を進めます。
 
● 医療の専門家としての高い教養と見識、広い視野の涵養に努め、誇りを生み出
組織風土を醸成することにより、地域社会の発展に貢献します。
 

● 適正・適確な業務推進と創意工夫により経営の健全化に努めます。

 

概要・特色

病理診断

   
適切な治療のためには適切な診断が必須で、「病理診断」は最終診断として大きな役割を担っています。
患者さんの身体より採取された病変の組織や細胞から顕微鏡用のガラス標本を作成し、この標本を顕微鏡で観察し、X線写真、臨床検査データも参考にし、総合的に診断するのが病理診断です。多くの病気では顕微鏡下に病変そのものを視ていることから、最も確実な診断となり、「最終診断(The Final Diagnosis)」と評されます。この病理診断を専門とする医師が病理医です。
病理診断には以下のようなものがあります。細胞診断、生検組織診断、手術で摘出された臓器・組織の診断、手術中の迅速診断、病理解剖です。病理診断は主治医に報告され、治療方針が決定されます。腫瘍性疾患ではその有無、良・悪性、分類・治療効果などを判定する重要な検査となります。炎症性疾患・感染症においても原因や病原体を特定する重要な役割を果たしています。即ち、病院に病理医がいることがより質の高い医療の提供に繋がっています。

 

 

 

細胞診断

   
細胞診検査では喀痰、尿、胸腹水など、液状の検体中の細胞を顕微鏡で観察し、種類を判断し、病変を推定します。
また、乳腺、甲状腺、リンパ節などの体表面に近い臓器では細い注射針を病変部に刺して細胞を採取します。これは痛みや危険も少なく、傷跡も残らない穿刺吸引細胞診という検査法です。細胞診は細胞検査士資格をもつ臨床検査技師がまず病変を推定し、病変が疑われた標本について細胞診専門医資格をもつ病理医が細胞診断を行います。

 

 

 

組織診断

 

 内視鏡や小手術により生検された組織片から大手術による摘出臓器までが対象となります。ホルマリン固定後、組織標本が作成されます。組織診断は病理専門医が担当します。

大腸癌の肉眼所見                                                
 
 
大腸癌の組織所見

 

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免疫抗体法

 

細胞や組織に含まれる特定の物質に対して特異的に結合する「抗体」を用いた染色法です。例えば、癌細胞が産生する物質を特定することで癌の種類を決定し、有効な抗癌剤を選択することができます。悪性リンパ腫、悪性中皮腫、GIST、内分泌腫瘍、軟部腫瘍などの診断確定には多数種類の抗体を用いた免疫抗体法による病理学的根拠に基づいて病理診断が下されます。なお、当病理診断科では140種類近くの抗体を保有し、管理しています。
GIST症例におけるC-KIT染色                 カルチノイド症例におけるクロモグラニンA染色
       
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  • 術中迅速診断

  • 手術中に採取された組織から凍結組織薄切専用クリオスタットで手早く標本を作製し、最終的に約20分ほどで顕微鏡用染色標本を仕上げます。病理医が直ちに検鏡し、病理診断結果を手術室に伝えます。

 

 

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    病理解剖

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画像診断が高度に発達した現代においても病理解剖は医療水準を支える大変重要な解析方法で、患者さんの生前の診断・治療の妥当性を検討する機会となっています。また、私たちが生命の尊厳に触れ、医療従事者としての人格を涵養する貴重な機会でもあります。

なお、2007年~2015年の9年間における病理解剖は54件(年間平均6件)で、年間5回前後の臨床病理検討会(CPC)を実施しています。

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    スタッフ構成

  •   常勤病理医1名、非常勤病理医2名(延べ週3回)、細胞検査士4名(ローテーションのため平均常時 12名)、臨床検査技師2名。
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  • 過去の実績等

  •  ◆稼動・活動実績
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  • 組織診断年間約4,157件、細胞診断約5,059件、年平均6例の病理解剖、CPC5回(2015年度実績)。臨床医師との症例検討は随時開催しています。
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メッセージ

  • ◆精度管理に努めています

 

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常勤病理医は1名ですが、非常勤病理医によるダブルチェックを心掛けています。
腎生検診断は日本有数の腎病理専門医に委託し、難解症例についてはそれぞれの領域においてトップクラスの病理専門医にセカンドオピニオンをお願いしています。
日本病理学会、日本臨床検査医学会、日本臨床細胞学会などの総会・支部研修会、東近江地区での症例検討会に積極的に参加し、診断精度向上に努めています。滋賀県病理ICT協議会、遠隔病理診断ネットワークに参加し、難解症例についても可及的速やかに適正な病理診断が確保できるように精度管理に努めています。

  •   ◆職場環境、健康への配慮に努めています
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  • ホルマリンや有機溶剤による健康被害を軽減するため、環境面の配慮やスタッフの健康診断を推進しています。

 

その他のアピール

 

 

充実したセカンド・オピニオンコンサルテーションボード(2016年3月9日現在)
病理診断業務精度管理のために、以下の病理専門医の方々にセカンドオピニオンをお願いしてきた。院内各位の要望にさらに応えていきたい。
 
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·         1)中村栄男(名古屋大学医学部附属病院病理部教授、悪性リンパ腫)
·         2)真鍋俊明(滋賀県立成人病センター総長、皮膚・呼吸器・軟部腫瘍)
·         3)柳沢昭夫(京都府立医科大学特任教授)
·         4)伊東恭子(京都府立医科大学病態病理学教授、神経病理)
·         5)羽賀博典(京都大学病院病理診断部教授、移植病理、悪性リンパ腫)
·         6)堤 寛(藤田保健衛生大学医学部第2病理学教授、感染症)
·         7)森谷卓也(川崎医科大学学長補佐・病理学2教授、乳腺、女性生殖器)
·         8)森谷鈴子(滋賀医科大学検査部准教授、乳腺・女性生殖器)
·         9)秋山 太(癌研究会癌研究所病理部長、乳腺)
·         10)三上芳喜(熊本大学付属病院病理部教授、泌尿生殖器・乳腺)
·         11)村田晋一(和歌山県立医科大学教授、甲状腺、泌尿路系)
·         12)小西英一(京都府立医科大学病院病理部准教授、乳腺、骨軟部腫瘍)
·         13)若狭研一(大阪市立大学名誉教授、肝臓)
·         14)鬼島 宏(弘前大学病理生命科学講座教授、肝胆膵)
·         15)廣田誠一(兵庫医科大学病院病理部教授、GIST)
·         16)星井嘉信(山口大学病院病理部、アミロイドーシス)
·         17)木村鉄宣(札幌皮膚病理研究所所長、皮膚)
·         18)原 満(PCLジャパン、腎臓)
·         19)中嶋安彬(PCLジャパン、骨軟部腫瘍)
20)武島幸男(広島大学病理学教授、中皮腫)

スタッフ紹介

役職 名前(ふりがな) 資格・略歴等
副院長兼病理診断科部長 細川 洋平
(ほそかわ ようへい)
1980年京都府立医科大学卒、医学博士、病理専門医、細胞診専門医、臨床検査専門医、禁煙専門医、日本病理学会病理研修医指導医、京都府立医科大学臨床教授、京都府立医科大学細胞分子機能病理学客員講師、同志社女子大学薬学部非常勤講師。
非常勤医師 堤 啓
(つつみ あきら)
1954年奈良県立医科大学卒、1959年岡山大学大学院卒、医学博士、病理専門医、大阪医科大学名誉教授。
非常勤医師 高松 哲郎
(たかまつ てつろう)
1974年京都府立医科大学卒、1982京都府立医科大学大学院卒、医学博士、病理専門医、京都府立医科大学名誉教授・特任教授。
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