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診療科・部門・センター

泌尿器科



泌尿器科について

最新の知見に基づいた「どこに出しても恥ずかしくない、世界標準の治療」を目指しています。
腎臓・尿管・膀胱・尿道などの尿路臓器、精巣・前立腺などの男性性器、副腎などの内分泌臓器を扱い、ほぼすべての泌尿器疾患(不妊治療以外)に対応できる、東近江医療圏の核となる泌尿器科です。
特に尿路結石と泌尿器がんの治療には力を入れており、2022年からはロボット支援下手術もスタートしました。

今後も新しい情報や技術を習得しながら、迅速かつ正確な診断で患者さんの苦痛を取り除き、できるだけ短い治療・入院期間で早期の社会復帰ができるよう努力してまいります。当科のさらなる躍進にご期待ください!
一般外来は予約なしでも受診可能です

主な疾患

前立腺がん

男性の膀胱の下にある前立腺という臓器に発生するがんで、年々患者数が増加しています。
当科では、最初にMRIを用いた評価を行うことで、高いがん診断率を実現し、不必要な前立腺生検を回避しています。
治療はロボット支援下手術(10日間入院)やホルモン療法が中心です。前立腺生検を行う場合は、原則として入院の必要はありません。

尿路結石

体外式結石破砕装置〈モデュリス SLX-F2〉による、安全かつ負担の少ない尿路結石手術を行なっています。
通常は1泊2日の入院ですが、近年では、一回の手術で完全砕石を希望される患者さんが増えており、その場合は4日間の入院となります。
2cmを超える大きな結石に対しては、経尿道的手術と経皮的手術を同時に行い(ECIRS手術)、単回手術での完全砕石を目指します。

膀胱がん

当科の得意分野のひとつで、内視鏡手術(4日間入院)を中心に治療をしていきます。
最大の特徴は、光力学を利用した診断です。
これにより肉眼では見えない小さながんまで特定することができ、削り残しを防ぐことができます。
その他、膀胱全摘除術、尿路変向術、膀胱内薬物注入療法、抗がん剤動脈注入など、幅広い治療法にも対応しています。

腎臓がん

ロボット支援下手術によってがんのみの切除が容易となり、可能な限り腎機能を温存できるようになりました。
転移したがんに対しては分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤を用いた最新の薬物療法に取り組んでいます。

排尿障害

前立腺肥大症や排尿機能障害に対する診断・治療を数多く行なっており、検査装置も最新鋭のものが備わっています。
また、県内に数名しかいない排尿機能の専門医が在籍しているのも強みのひとつです。

その他の特色

〈ダビンチXi〉をはじめ、最新設備を導入

2022年7月に手術支援ロボット〈ダビンチXi〉を導入し、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術、腎(尿管)悪性腫瘍手術を開始しています。
その他、腎盂尿管ファイバースコープ、ホルミウムレーザー、超音波砕石器はもちろん、2021年には体外衝撃波結石破砕装置も更新しています。

女医を含めた充実のスタッフ陣

5名の常勤医が在籍し、泌尿器科では珍しい女医もスタンバイしています。
また各常勤医は、がん治療認定医、腹腔鏡技術認定医、排尿機能認定医、ロボット支援手術プロクターといったスペシャリストの資格も有しているのが強みです。

手術以外の治療法も

手術だけでなく、抗がん化学療法や分子標的治療、免疫チェックポイント阻害剤の投与も行なっています。
これらの治療は副作用の発現状況がわかり次第、外来化学療法として、患者さんの日常生活ができるだけ維持できるよう配慮しています。

医師紹介

患者さんへ

同等、もしくはそれ以上の医療を提供

患者さんの声でよく耳にするのは「もっと大きな病院や大学病院じゃないと治療できないんじゃない?」です。
これにはハッキリ「NO!」と言いたいですね。
当科では、ほどんどの泌尿器疾患において遠方の病院に出向くことなく、世界標準のEBM(科学的根拠に基づいた医療)を受けることができます。〈ダビンチXi〉をはじめとする最新の設備が整えられており、医師も泌尿器領域のプロフェッショナルがずらりと揃っています。
さらに、入院前には必ずインフォームドコンセント(医師が十分な説明を行い、患者さんやご家族から同意を得ること)を行っておりますので、安心して治療に専念できる環境です。他の病院と比べても、同等、もしくはそれ以上の医療を提供できることをご理解いただけると幸いです。

地域の先生方へ

患者さんの利益を最優先にした医療に取り組んでいます

当科では病診連携・病病連携に力を入れており、かかりつけ医、他病院との連携、大学病院などの先進医療に取り組む病院との連携を大切にし、患者さんの利益を最優先にした医療に取り組んでいます。
これからも急性期病院としての役割を自覚し、機能分化を心掛けていくとともに、ご紹介に対してお待たせすることないようスムーズな対応に尽力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
また、当科での治療が終了し安定を得た場合は、継続治療のご協力のほどよろしくお願いいたします。
講習会などのイベントも定期的に開催していく予定ですので、ご興味がありましたら、ぜひお気軽にご参加ください。